まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

歌舞伎座を素通りして

10月末日。早い。早い。

ネットで申し込んだ加藤健一事務所のチケット代をまだ振り込んでいないことを思い出し、郵便局へ。公演の日時や枚数を払込票に記載する形式だから、ネットで代金だけ振り込むわけにいかないのよね。ATMで振込を済ませたあと、窓口で切手シートを何種類か購入。もうウサギの年賀切手も発売されているのねぇ。ますます気が急くわー。

帰りにスーパーに寄り、明日の夜に作るケーキの材料を買い揃えて帰宅。

早めに家を出て、今日で閉店してしまう隣りの駅の近くのガストで参鶏湯の定食。いつもより早いラストオーダーの時間まで3時間ぐらいだから、ドリンクバーにいつもならあるジンジャエールがなかったりしたけど、仕方ない仕方ない。

時間を見計らって東銀座へ。今日と明日の2日間だけ團十郎襲名記念の特別興行が行われている歌舞伎座には久しぶりに「満員御礼」の垂れ幕が下がり、ちょうど手打式が終わったあとの幕間らしく多くの人が出入りして賑わっている中を素通りし、すぐ近くの王子ホールへ。

イギリスの作曲家ヴォーン・ウィリアムズの生誕150周年に際し、初の伝記の翻訳本がクラウドファンディングを経て出版され、その記念として開催されたリサイタル。英文学者の高橋宣也さんとの共訳で翻訳に当たった小町碧さんのヴァイオリンと、加藤昌則さんのピアノ。後半では OTTAVA のプレゼンターである林田直樹さんも登壇して3人のトークもあり、「揚雲雀」をはじめとするおなじみの曲ばかりでなく、特にラストの「ヴァイオリンとピアノのためのソナタイ短調は圧巻だった。久しぶりに生で聴くヴァイオリンの深い音色。ああ、それなのに耳鳴りが邪魔をするー。

たまたま私の席の後ろの列に OTTAVA の斎藤さんがいらして、思いがけずご挨拶ができた。他にもリスナーさんが数名。

帰りは再び歌舞伎座の前を通って東銀座へ。終演後の歌舞伎座も美しい。

22時半すぎに帰宅し、ひと息ついてからフィン織りの続き。ウールはウールで、麻は麻で、2枚重ねのような形での平織りを4cm幅ぐらいまで進めたところで、いよいよ模様に移る。ううむ。やっぱり高機の説明書どおりに進めることができなくて、どうしたものかと考えあぐねた末に、もうだいぶ前に手織教室で二重織りを習ったときのテキストを引っ張り出してきて、今回ダウンロードした説明書と見比べてみた。すると、筬の溝に麻とウールを1本ずつ入れるというのが今回の指定なんだけど、教室のテキストでは麻2本を1つの溝に入れたら隣りの溝にはウールを2本。これなら麻の糸に隣りのウールが干渉することがなくなる。てことは、クロスバーが1本の場合は、筬通しを教室のテキストに合わせる必要があるんじゃないかしらねぇ。でも、もう明日が教室だからやり直すのは間に合わない。悪戦苦闘の末、どうにかこうにか1段だけウールの織地の中に麻糸で模様が入ったところで、今日はおしまい。