まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

サントリーホール

7月最後の土曜日の午後、久しぶりにサントリーホールへ。ホール前のオープンスペースで珍しくマルシェが開催されていて、いい雰囲気。

イノアックコーポレーション主催のヤングアーティストシリーズの第1回として、ブルーローズ(小ホール)で開催されるサマーコンサート。OTTAVA で招待企画があり、リスナーさんたちに会えるいい機会と思い応募したところ、当選。顔見知りのリスナーさんとはほんの数人しかお会いできなかったけれど、斎藤さんにはご挨拶ができた。メールはさぼりっぱなしだけれどちゃんと聴いています、と言い訳したりなんかして。

佐々木新平さんの指揮、東京交響楽団室内合奏団の演奏で、プログラムはオールモーツァルト。「ディヴェルトメント」ヘ長調 K.138 に続く「ピアノ協奏曲第9番(ジュノム)」ではピアニストの神谷悠生さんを迎え、アンコールピースはドビュッシーの「金色の魚」。そのあとの休憩時間に、私の席の近くにいた方が神谷さんの知り合いらしく、「アンコールはもっとみんなが知ってる曲にすればいいのに」「仕方ないのよ、本人が好きなんだから。ドビュッシー」と話しているのが聞こえ、ドビュッシーだったのね、と分かった次第。最後は「交響曲第41番(ジュピター)」ハ長調 K. 551 で、カーテンコールでは佐々木新平さんが「今回は第1回ということで無料でしたが、次回以降は是非チケットをご購入の上、ご来場ください」と。こじんまりとしたブルーローズで心地よい管弦楽とピアノが奏でるモーツァルトの美しい旋律に身を委ねる贅沢な時間が無料という太っ腹すぎるこの企画。主催のイノアックコーポレーションは日本で初めてウレタンを製造した会社だそうで、正方形のクッションのお土産付き。涼しい季節になったらオフィスチェアに敷いて活躍してくれそう。

帰りに北千住で途中下車してルミネに寄ったら、ムーミンショップが明日で閉店という悲しいニュース。2014年4月のオープン時には開店前から並んだっけ。ネットで見かけた商品を実際に手にとって確認できる貴重な場所だったし、なによりエスカレータで上がるとムーミンママの大きなぬいぐるみが迎えてくれる癒やしの空間だった。寂しくなるなぁ。

「空白を満たしなさい」の最終回は意外とあっさりしていた。図書館に予約してある原作を読むのが楽しみ。