まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992018-05-03

今日から3日間は毎年恒例のラ・フォル・ジュルネ。今年は有楽町の国際フォーラムだけでなく、池袋の東京芸術劇場でも開催されているのだけれど、私がチケットを取ったのは有楽町の公演のみ。どちらの会場でも残念ながらOTTAVAの参加がないのが寂しい。

ベックスのモーニングで腹ごしらえを済ませてから有楽町へ。早めに着いたので、まずは地上のオープンスペースを歩いてみる。今年も様々な飲食店のワゴン車が並ぶ屋台が大盛況。どの時間帯でも誰かしらリスナーがいるテーブルが毎年あったのに、それも今年はないのねぇ。今までOTTAVAのブースがあったガラス棟の一角には、音響設備が充実しているというイタリア車が何台か並べられていた。ガラス棟の地下にもショップや楽器の体験コーナー、無料で音楽を楽しめるステージなどがあるので、そこもひととおり歩いて回ると、最初の公演の開場時間。

座席数221席のホールD7で、11時45分から、ルイス・フェルナンド・ペレスさんのピアノ。OTTAVAのサロンコンサートで初めてペレスさんの演奏を聴いて以来、すっかり魅せられてしまっている。ホールのロビーでアルパの先生と遭遇。事前に打ち合わせしたわけでもないのに、400以上もある公演の中から、先生も私も今日の公演を2つずつ取ったチケットが2つとも同じ公演だったという偶然。その最初がペレスさん。

「亡命とスペイン」と題し、アルベニスの「スペインの歌」と「ナバーラ」に続き、トゥリーナの交響詩「幻想舞曲集」から「高揚」と「酒宴」。アンコールではモンポウの「子供の情景〜庭のおとめたち」。華やかな音色と独特なゆらぎのある自在な演奏。幸いペレスさんの長くて美しい指がよく見える席だったので、その踊るような動きに目が釘付け。あっという間の45分間。

近くの席にOTTAVAのリスナーさんがいらして、明日の公演のチケットを取ったのに仕事の都合で来られなくなってしまったので良かったら、と頂いてしまった。サプライズ。

終演後、そのリスナーさんとアルパの先生とご一緒に、近くのKITTEでランチ。次の公演までだいぶ時間があるので、私はその間に献血しようと交通会館の中にある献血ルームへ。ところが、予備採決後の検査でヘモグロビンの濃度が基準値に0.2足りず、別の検査機でも0.1足りなくて、鉄分を補給して来月また来てくださいと。が〜ん。

仕方なく国際フォーラムに戻り、ガラス棟の地下でアルパの先生とバッタリ。そのまま次の公演へ。

座席数822席のホールB7で17時45分から、リシャール・ガリアーノさんのアコーディオン。去年はグループでの参加だったのが今年はソロで、大きく開いた蛇腹から風のような音で始まり、ドビュッシーの「月の光」のようなロマンチックな曲から、オリジナルの曲を含め、スペイン舞曲の「アンダルーサ」など曲調が次々に変わり、レパートリーの幅広さに圧倒される。そして最後の曲では、まるでパイプオルガンのような音色にビックリ。アコーディオンでこんな音が出せるなんて!

先生と合流し、良かったねぇ、と興奮気味に感想を言い合いながら夕食をご一緒し、余韻を味わいつつ帰途につく。

21時近くに帰宅し、先にお風呂を済ませてしまい、英訳の続きを2時間ほど。夜なべ仕事はまだおあずけ。