まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992015-05-02

ゴールデンウィークと言えば、毎年恒例のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン熱狂の日」音楽祭。11年目の今年のテーマは「パシオン」。キリスト教との関連では「受難」を意味し、一般的には「情熱」とか「熱情」とか。

事前にチケットを取ってあるのは今日の2つの公演だけ。まずその最初の公演から、と国際フォーラムの広い広い会場の中を人混みを縫うようにホールB7へ。長いエスカレーターを上がり、ようやく入り口まで来て、間違いに気付く。B7は2つめの公演のほうで、最初のはホールAだった! いや〜ん。しょっぱなからこれだもの。大急ぎで移動。

無事に間に合い、「祈りのバロック バッハによる哀悼のカンタータ」と題するプログラム。ベルギーの古楽アンサンブル「リチェルカール・コンソート」が4人の歌手を迎えて、「汝ら泣き叫ばん」と「侯妃よ、さらに一条の光を」の2曲。あたたかく清らかな調べに身を委ね、なんとも心地よいひととき。

ガラス棟地下のトークサロンではすでにOTTAVAの公開録音が始まっていて、斎藤さんや多くのリスナーさんにご挨拶。今日のプレゼンターは高野麻衣さんで、この時間のゲストはギタリストの大萩康司さん。楽しいトークと生演奏も。4階では林田さんが聞き手のマスターコースをやっていて、途中からでも入れると聞き、行ってみた。ハンガリーの作曲家デュカイ氏がバッハについて熱く語っていて、バッハがこだわっていた数字にまつわる話がとても興味深くて、メモを取りながら最後まで拝聴。この話題、すでに書籍になっているなら読んでみたいなぁ。

1階に降りて外のオープンスペースへ。たくさん並ぶテーブルのひとつにリスナーさんが集まっていて、しばしそこでオシャベリ。そのあとキッチンカーがずらりと並ぶ屋台村で、バラエティ豊かなメニューの中から、長蛇の列ができている店を避け、ガパオライスをチョイス。手すりに寄っかかっての立ち食いもまたよし。

腹ごしらえを済ませ、19時半からは今度こそのホールB7で、コーラスグループ「ヴォックス・クラマンティス」によるリストの「十字架への道」。昨年のラ・フォル・ジュルネでも聴いて、とってもステキだったから。やっぱりいいなぁ。今日の2公演はどちらも「受難」のほうのパシオン。

再びトークサロンのコーナーへ。すでに公開録音は終わり、森さんとオザワ部長のオフエアトークの最後をちょっとだけ。吹奏楽を応援する番組内のコーナー「ブラボー! ブラス」のスペシャル版で、2人とも学ラン姿でノリノリ。

そのあとはまたオープンスペースでのリスナーの集いに加わり、22時の撤収までたっぷりオシャベリ。初日から盛りだくさん。