朝から雨。気温も低く、長袖でも寒くてウルトラダウンのベストを着込み、午前中から和訳に専念。
そんな状態だから、出かけるにしても何を着ていけばいいのか。しかも雨だけでなく風も強くなり、傘も飛ばされそうな勢いなので、真っ赤なレインブーツ(といってもビニール素材ではないので、見るからに長靴、という感じではない)にライトグリーンのレインコートと重装備。
傘をさして歩いていても、あちこちから雨が吹き付ける状態だったから、レインコートを着ていったのは大正解。ベックスの30品目プレートで腹ごしらえをしてから、上野の東京文化会館へ。
小ホールにて、仙台フィルのヴァイオリニスト小川有紀子さんが立ち上げた「ハナミズキ室内合奏団」の演奏会。総勢20数名のうち、今日の演奏会に登場したのは、ヴァイオリンの野口千代光さん、戸塚直さん、村津瑠紀さん、ヴィオラの大野かおるさん、佐々木亮さん、チェロの西谷牧人さん、菊地知也さん、コントラバスの池末宏さん。
ハルヴォルセンの「パッサカリア」ト短調、モーツァルトの「ディヴェルティメント」K.136、ヴェーベルンの「弦楽のための緩徐楽章」、バルトークの「ルーマニア民族舞曲」、メンデルスゾーンの「弦楽八重奏曲」と魅力的なプログラム。
特にウェーベルンは、東日本大震災の後、本拠地の仙台での演奏ができない中で、群馬交響楽団に招かれた仙台フィルのメンバー4人がロビーコンサートで弾いた曲で、特別な思い入れがある、と小川さん。この曲がとても印象的だった。
トークも楽しく、まず小川さんがご自身について、子供の頃は将来何になりたかったか、今の夢は何かを語り、そのあと各メンバーに同じ質問を投げかけ、それぞれにユニークな回答で、会場がわく。あたたかくなごやかなひととき。
アンコールにはモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」。素敵だったぁ。
終演後、小川さんとお話したい人が長い列を作り、OTTAVAのリスナーさんと一緒に列に加わり、ご挨拶。仙台フィルでは基本的に上下と黒の衣装なのが、先日のサロンコンサートでは深いグリーン、今日はライトブルーのドレスでお美しい。
まだ雨が降り続いていたので、千代田線をひとつ手前の駅で降り、バスで帰宅。さあ、和訳の続きを、と思ったら、担当の先生から英文に修正が入ったと差し替えファイルが届いていた。ありゃ。
というわけで、すでに終わっている部分の和訳に英文の修正を反映させる作業だけで、今日はおしまい (^^)