まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

手織に専念

三連休の最終日。月曜日だけど祝日のホットヨガは混んでいそうだからお休みし、録画の消化をしながら手織に専念。

録りだめ状態だったNHKのドラマ「空白を満たしなさい」の1話から3話までをイッキ見。なにこれ、面白い! どうしてもっと早く見なかったのかしらん。柄本佑阿部サダヲの二人が対峙する場面の緊迫感がすごい。サダヲさん、飄々としていて面白いイメージが強かったのに、「死刑に至る病」に続くサイコパスのような不気味さ。続きが楽しみ。

続いて、ずいぶん前にプレミアムシアターで録画しておいたハンブルグ国立劇場のオペラ「ファルスタッフ」。タイトルロールは、この役にピッタリのアンブロージェ・マエストリ。彼のファルスタッフはMETでもウィーン国立歌劇場でも観たことがあり、どちらも原作通り中世の騎士という設定だったのが今回は現代に舞台を移し、ダイナーのような店の経営者。オリジナルのファルスタッフは長椅子やベッドに寝転んだままほとんど動こうとせず、太りすぎて動けないようにさえ見えるのに、今回は店内で働く場面もあり、フットワークが軽い。他のキャラクターもそれぞれ現代風にアレンジされている中で、女性たちがファルスタッフを懲らしめようと画策する間に若いカップルのラブラブな様子が展開され、ベッドシーンが出てくること自体はまだいいとして、彼氏が彼女の下着を頭にかぶるのはやりすぎだし、彼女がトイレにしゃがんで妊娠検査薬を使うところを真正面から見せるのは悪趣味。それ以外は楽しめた。

そのあと松本清張原作の古いドラマ「事故」を見る。調べたら50年近く前で、田村高廣山本陽子佐野浅夫火野正平野際陽子といった顔ぶれがまだ若い頃の作品なのに、今のドラマと違って成熟した大人のドラマなんだよねぇ。今のドラマにももちろんいいものはあるんだけども、成熟度が明らかに違うように思う。

さらにそのあと、今度はスカラ座のオペラ「偽の女庭師」を観る。これもずいぶん前に録画したもので、モーツァルトが「フィガロの結婚」より前に手掛けた作品。ストーリー展開に無理がある気がしないでもないけれど、さすがモーツァルトと言わざるをえない美しい旋律が耳に心地よい。

これだけ観る間にせっせと手を動かし、ネットで見つけた4枚綜絖の織り図をもとにしたサンプラーを織り終えた。思ったより長さがあるから、バッグにしてもいいかも。

左右の2枚は同じ写真のように見えるかもしれないけど、配色が同じなだけで、左が織り始めで、真ん中が途中経過で、右が織り終わり。

明日の手織教室に間に合って良かったー!