まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

葉 月

早くも8月。暑い夏。明らかに昔の夏より暑いよね。亜熱帯化? 今日も朝からジリジリと暑い上に、窓を開けてもまったくの無風で、換気になっているのかいないのか。エアコンを付けて自宅にこもっていても、ついダラダラしちゃうんだよなぁ、と暑い中を自転車を飛ばしてコメダ珈琲へ。例年この時期は店内の冷房が強くて震え上がってしまうのに、時節柄、換気のためにドアを開けているせいなのか、冷え性の私でもアイスコーヒーを注文して後悔しないなんて、以前ならあり得ない。今日は調子にのって、アイスコーヒーをたっぷりサイズで。

心地よい空間で読書もはかどり、図書館で借りた近藤史恵「桜姫」を読み終えた。以下ネタバレになるけども、主人公の女性と、自分が殺してしまったのではないかと彼女が考えている兄とが実は同一人物で、性未分化症によるという仕掛けは、ちょっとズルいというか、なんかこう、してやられた、という感じ。これも今泉・小菊シリーズのひとつで、いわゆる大部屋の女形である小菊が勉強会で「桜姫東文章」の長浦を勤めるという設定は個人的にとても好き。

読んでいるうちにお腹が空いてきて、ポテトバスケットなんぞを頼んでしまった。アツアツで、外はカリカリ、中はホクホク。なんやかやで3時間近くいたんだけど、アイスコーヒーの氷がまだ溶けずに残っているのがすごい。

f:id:maru99:20210801121832j:plain
f:id:maru99:20210801135000j:plain

バッグの本体になる「ななこ織り」を織り終えたあと、次に何を織るかがまだ決まっていなくて、久しぶりにビーズ織りでもやってみようかしらんと思い立ち、本棚をチェックしたら、イメージしていたビーズ織りとは違い、シェイプドステッチという方法でビーズを編んでいくタイプのキット付きの本が2冊も。もう何年も前に買ったのに手つかずで放置していた。いい機会だからやってみよう、と始めてみたのが夕べのこと。

キットのビーズは直径1.6mmとごく小さいデリカビーズで、いきなりこれでスタートするのは厳しいので、手持ちの丸大(直径約3mm)でやってみた。最初はどうにもぎこちなかったのが徐々にコツが分かってきて、ビーズがきれいに並ぶようになる。でも本を参考にして進めるうち、手持ちのビーズでは色が足りず、中断せざるを得なかった。そこで、オカダヤのビーズ売場へ。でも、ほしい色の丸大もキットと同じタイプのデリカビーズもなくて、ビーズを編むのに使うモノコードと仕上げ用の丸カンだけ購入。

でもこれ、あくまでビーズ手芸で、ビーズ織りとは言えないから、手織教室の準備としては、やっぱり織りであるべきよねぇ。そう思いながら、どうしたものかと考えるうち、ビーズ織り専用の小さな織り機を真似たプラスチック製の廉価版のがたしかどこかにあったはず、と思い出し、探し当てた。説明書を見ながら、経糸になるモノコードを張ってみる。直径約2mmの丸小ビーズ用で、糸と糸の幅が狭く、1本おきに張ると丸大には広すぎる。うーむ。丸小のビーズはほとんど持っていないのよねぇ。それに、ビーズ織りの細かい作業をごく小さな丸小のビーズでやるのはかなりしんどいんじゃないかしらん。困ったー。

そんなこんなで、ひとまずビーズ織りは保留。NHKで3日間にわたり再放送されたドラマ「六番目の小夜子」を一気見。2000年制作の学園ドラマで、山田孝之鈴木杏松本まりか栗山千明勝地涼といった面々の制服姿が初々しい。古尾谷雅人さんも出ていらして、優しい笑顔が懐かしく、哀しい。続きが気になって結局最後まで見てしまうぐらいに面白かったんだけど、謎が解明されないままの部分が少なくないのが気になり、図書館のサイトで恩田陸の原作を予約してみた。楽しみ。