書類に不備がないことを再確認してから税務署へ。いつもは税務署への曲がり角を示す横断幕が掲げられているのに、確定申告の期限が延長されたせいか見当たらない。税務署1階の提出窓口には何人か並んでいたけれど、そのうち2人はまだ書類が未完成で2階の作成コーナーに案内され、別の2人は質問だけだったので一気に列が進み、あっという間に自分の番。スタッフはもう手慣れているはずなのに、添付書類を貼付してある台紙を見て「これは…」と手が止まり、「添付書類です」と私が言ったら「ああ、そうですね」とやっと分かったようだったり、受領印をどこに押したらいいかしばらく迷ったりして、なんだか心もとなかったけれど、無事に提出完了。
北千住駅構内の確定申告のときぐらいしか通らない通路にある紀ノ国屋でチョコレートの小さなアソートを買い、日比谷線と銀座線を乗り継いで京橋へ。駅から徒歩で2分の画廊で絵の先生の奥様とそのご友人との2人展。奥様のほうはテキスタイルの作品で、裂き織りを含む様々な布地をパッチワークのようにつないでパネルに張ってあり、草木染めの色合いや風合いが素晴らしい。ご友人のほうは水彩で、何層にもレイヤーを重ねていながら色が濁ることなく、ずっと見ていたくなるような温かみのある作品ばかり。素敵な展示だった。
そのあと徒歩で東銀座へ。食事を済ませてからタリーズで時間調整をして、東劇で「風の谷のナウシカ」映像版の後編。
夜の部のほうだけ実際の舞台を観ているのに、なにやらとても新鮮な場面がいくつかあって、演舞場ではずっと起きていたつもりだったのに、実際は寝落ちしていたのかしらん? 眠いと感じることもないまま意識が飛ぶこともあるからなぁ。あとで調べたら、たとえば笠や鈴太鼓を使った舞踊の場面などは、菊之助の怪我に伴う演出の変更でなくなったみたいなので、必ずしも寝落ちしていたわけではないらしい。
たまたま夕べ「課長バカ一代」の録画を見てしまったものだから、ユパを演じる松也とドラマで連発していた変顔とのギャップがハンパない。
前後編を通じて、やっぱり圧巻なのは後半、芝のぶくんが演じる箱庭の主が女声と男声を自在に使い分けてナウシカを惑わそうとする場面と、右近のオーマの精と歌昇の墓の主の精とがそれぞれに一族を従えて連獅子の拵えで闘う場面。この2つはもう何度でも観たい。
帰りに書店に寄り、クラシック音楽特集の「東京人」を買い、スタバでしばし読み耽る。
夜空を見上げたら、ぽっかりと浮かぶ満月がとてもキレイだったので、スマホで撮ってみたんだけど、スマホでお月さまを美しく撮影するのは難しいわー。