まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

織りながらオペラ

OTTAVA.TV で夕べから配信がスタートしているウィーン国立歌劇場のオペラ「アリオダンテ」を午前中から鑑賞。ウィーンフィルが来日中で、オーケストラピットにはレ・タラン・リリクという古楽の演奏団体。クリストフ・ルセの指揮、ディヴィッド・マクヴィカーの演出で、スコットランド王宮を舞台に、愛する人との婚約が決まった王女に横恋慕する公爵の陰謀が悲劇を巻き起こす。タイトルロールのアリオダンテは王女の婚約者で、メゾソプラノのステファニー・ハウツィールがズボン役として演じ、王女ジネヴラを演じるチェン・レイスとの女性の二重唱がとても美しく響き合う。悪役の公爵ポリネッソをカウンターテナーマックス・エマヌエル・ツェンチッチ。重厚なバスのほうが悪役に似合うような気がするのに、カウンターテナーでも迫力十分でいかにも憎々しい。この公爵に魅せられてしまう王女の侍女ダリンダを演じるのはヒラ・ファヒマ。ダリンダに恋するアリオダンテの弟ルルカニオをジョシュ・ラヴェルスコットランド王をペーター・ケルナー。婚儀を控えて幸せいっぱいの場面から一転し、ダリンダが王女に見せかけて公爵と密会する場面を目撃したアリオダンテは絶望して死のうとし、弟が止めるも崖から落ちて死んでしまった…かと思いきや生きていて、公爵の陰謀も露見し、2組のカップルがともにめでたしめでたし。そんなに簡単にだまされちゃダメでしょ、とか、命を粗末にしすぎー、とか、まぁあれこれ思いながらも、ヘンデルらしい正統派の音楽に酔いしれる4時間余り。

その間にブンデンローゼンゴンを織り続けていたのだけれど、背景のネイビーの毛糸がなくなってしまった。その切れ端を持参して急いでオカダヤへ。たしかコロボックルというシリーズだったはず、という記憶がドンピシャで、ついでにユニクロとカルディでも買い物をし、さらにニトリに寄り、Nウォームモイストの敷きパッドと毛布の両方をそろえようとしたんだけど、あいにくセミダブルの在庫が敷きパッドしかなく、毛布の入荷は12月下旬とだいぶ先。それまでは手持ちの毛布でしのぐことにして、敷きパッドだけ持ち帰った。早速ベッドに敷いてみる。温かいだけじゃなく、モイストの名の通り、しっとりとした手ざわり。気持ちよさそう~。

録画しておいたATPファイナルズ準決勝のティーム対ズベレフ戦を見ながら手織の続き。ティームが勝って、決勝に進出。ズベレフの連覇はならなかった。

先にお風呂を済ませ、いよいよ決勝。ティーム対チチパスの若手対決は白熱し、第1セットはタイブレークをチチパスが制し、第2セットはティームが 6-2 と大差をつけて取り返し、ファイナルセットもタイブレークにもつれ込む。どちらが勝っても初優勝。どちらを応援するでもなく、もうどちらにも勝たせたい。そう思いながらハイレベルな展開を楽しみ、優勝したのはチチパス! おめでとう! 彼がカメラへのサインに、Bring me with you って書いてたんだけど、「僕を一緒に連れてって」という意味だよねぇ。なぜそんなメッセージ?

ちょうど熱戦が終わる頃にブンデンローゼンゴンもゴールイン。

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