ロフトに「平成」グッズと「令和」グッズのコーナーがあって、その上にディスプレイされていたのが写真の額。
今日の写真にちょうどいいかなぁ、と思って (^^ゞ
陛下のお言葉を拝聴しながら、中学時代の倫理社会の授業を思い出していた。普段からわりと突拍子もないことを突然言い始める先生だったんだけど、ある日の授業で急に、こう問いかけてきた。
「皇族は日本国民だと思うか」と。
そんなこと考えたこともないからキョトンとしていたら、いわく、日本国民には憲法で保障された基本的人権があり、その中には移動・転居の自由や職業選択の自由もあるが、皇族にはそれらが許されていない。よって、日本国民ではないのだと。
そう説明されて、なるほどねぇ、と思うと同時に、大変なお立場なのだなぁ、と「象徴」の意味を漠然と考えた中学生の私。当時、同じクラスだった同級生たちはきっと覚えていないだろうなぁ。
先程の退位礼正殿の儀で、総理大臣が国民の代表として挨拶を述べ、陛下がそれに答える形でお言葉を述べられる。その両方に「国民」という言葉が用いられていて、総理大臣は自分も国民のひとりであって、その代表としての立場であるのに対し、両陛下はじめ皇族方はご自身は国民ではなく、あくまで象徴でいらっしゃる。現人神とされた昭和天皇は、その後「人間宣言」をされ、今上天皇はその後を受けて象徴天皇としてのあり方をずっと模索していらした。そして今後は浩宮様が受け継いでいかれる。明日から自分が天皇陛下になるというお気持ちってどんなものなのか、想像もつかないけれど、穏やかな笑顔でいらしたなぁ。… と、あれやこれやに思いを馳せながら、歴史的な儀式に見入っていたのでありました。
退室なさる時、階段を降りる美智子様に陛下がすっと手を出され、美智子様が笑顔で応じる、そのお二人のお姿がとても印象的だった。
平成が終わる … 正直、まだピンとこないけど (^^)