まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992017-12-14

今日も「観る」イベントの日なのに寝たのが遅かったから、ゆっくり起きて、身支度を済ませたところへ仕事のメール。夕べ遅くに和訳を送信したばかりなのに、もう同じ案件の続きの書類が届いた。しかもファイルが3つ。あらまぁ。まだまだ続きそうだけど、ひとつひとつの書類がそれほどページ数が多くないので助かる。

3つのファイルの内容を確認し、返信をするのに時間がかかり、予定より遅れて家を出たので、とにかく何かお腹に入れていかないと、と改札前のベックスで単品のカレーを急いで平らげ、新宿へ。新南口からタカシマヤタイムズスクエアに入り、紀伊國屋サザンシアターへ。

14時の開演に間に合ってよかった。加藤健一事務所の第100回公演は、カトリーヌ・フィユー作「夢一夜」(原題は All Dressed but Nowhere to Go)。「記念すべき第100回!」と銘打つこともなく、これまでに上演した中から人気の作品を選ぶわけでもなく、普段の公演と同じように淡々としているのが加藤さんらしい。とあるモーテルでの一夜を描き、加藤さんと青年座横堀悦夫さんがオネエ姿で登場。派手な衣裳でのガールズトークがなんとも楽しい。加藤さんは週末だけ女装を楽しむビジネスマンで、終盤では背広姿に戻る。同じモーテルに禁欲的な生活を送るアーミッシュの父娘も泊まっていて、モーテルのスタッフも含め、それぞれの想いが交錯し、大いに笑わせながらも涙や怒りの場面もあって、2時間半があっという間。楽しかったなぁ。

アーミッシュの父親役は新井康弘さん。すっかりベテランの俳優さんで、もうかつては「ずうとるび」の一員だったことを知らない人も多いんじゃないかしらん。モーテルのスタッフは加藤忍さん。いつ観ても朗らかでパワフルで魅力的。アーミッシュの娘役の吉田芽吹さんも、いかにも生真面目で一途でとってもピュアで、かわいらしかったなぁ。その恋人役の速水映人さんは、あとで調べたら大衆演劇の出身で、女形としての妖艶な画像がたくさん出てきてビックリ。

加藤さんの女装はいつぶりかなぁ、と考えても思い出せなかったんだけど、息子の加藤義宗さんが昨日同じ舞台を観て「親父さんの女装は何以来で観たのか 笑」と同じ感想をツイートしていらした (^^)

素晴らしい作品なのに、客席の後方がガラガラだったのがとても残念、というかもったいない!

ウィンドウショッピングの習慣がないので、入口に飾られていた「火の鳥」の写真を撮っただけでそのまま直帰。コートを着たまま、「オール読物」を返しに図書館へ。明日が返却期限だった。館内をしばらく見て回り、芸術新潮のバックナンバーの中から北斎の特集号を2冊借りてきた。「北斎ジャポニズム」展に行く予定なので、予習を兼ねて。

再び帰宅後、新たな和訳をスタート。午前2時すぎまでかかって、3つのファイルのうちのひとつを訳し終えた。ふぅ。

なんだろう、このところの自転車操業的な慌ただしさは。単に私があれこれ予定を入れすぎているせいか (^^ゞ