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このところ、ホットヨガは水曜日の朝10時からのレッスンにほぼ固定していたのだけれど、先週の水曜日は演舞場、今週の水曜日は歌舞伎座だったので、今月３回めのホットヨガは今日の木曜日。水曜日に固定する前に一番多くレッスンを受けていたインストラクターさんのクラスで、久しぶりの骨盤調整ヨガ。

いつもどおり早く行ってスタジオが開くと同時に入り、入念にストレッチ。以前はピッタリ10時になってからレッスン開始だったのに、10分ぐらい前に、「代謝が良くなるストレッチを３種類紹介するので、やってみようと思う人だけどうぞ」とポーズの説明が始まり、結局全員参加でストレッチ。膝を曲げ、膝から下を絡ませた状態での腕立て伏せに腹筋、そのあと四股のようなポーズ。ふぅ〜。この段階でもう汗だく。

四つん這いの状態から、両腕を延ばして頭を低くし、足の方に重心を置いてお尻を高く挙げるポーズがあって、今までずっと「ダウンロップ」だとばかり思っていた。レッスン中のインストラクターさんの指示がそうとしか聞こえなかったから。でもダウンロップってどういう意味？　とふと疑問に思い、ネットで調べてみたら「ダウンドッグ」の間違いで、犬が下を向いているポーズなんだそうな。ビックリ。

身体のあちこちをしっかりストレッチして、汗もたっぷりかいて、ああ気持ちいい、と気分爽快で帰宅したのに、そのあとなぜか耳鳴りがここ最近なかったぐらいに大きくなって、14時からの林田さんの Liberta を聴いていても、耳鳴りに邪魔をされてせっかくの美しい調べを楽しむことができない。耳鳴りが気になり始めて病院をいくつか回ったり補聴器のテストまでしてもらっていた頃がちょうど同じような状態で、歌舞伎やメトロポリタン・オペラのライブビューイングを観ている間も耳鳴りがわんわんとうるさいほどで、私はもう一生「静寂」を感じることはできないのかしら、と心配になったぐらいだった。それが最近、日によって鳴り方や大きさは違うものの、それなりに慣れてきて、何かに集中している間は気にならない程度で済んでいたのに、今日はもうどうしちゃったんだか、耐え難い。

そのせいか悶々としてしまい、手織もする気にならず、「模倣犯」を読む気にもならず、だらだらと過ごしてしまった。幸い夜にお風呂でリンパマッサージを念入りにやっているうち、徐々に耳鳴りがいつものレベルぐらいにおさまってきたので、どうにか寝付けそうだけれど…。たかが耳鳴り。されど耳鳴り。困ったものだわ〜。