まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992016-07-14

今日は外出せずに、林田さんの Liberta からアリーさんの Salone へと OTTAVA 三昧を楽しみながら、和訳に専念。日付が変わる直前に、ようやく最後までたどり着いた。書類の種類としては、これまでに何度となく手がけてきたものだったし、一定のパターンを把握しているから大丈夫、と楽観していたのだけれど、英語圏ではない場所だけに、英文に独特のクセがあるというか、ネイティブなら絶対こんな表現はしないだろうと思える文体なものだから、ネットで調べてもヒットしないことが多く、特に何通りかに解釈できる部分で、どの解釈が正しいのか、その判断に迷った箇所が多く、どうにか終わったものの、見直しの段階でもまた相当悩んでしまいそう。

ヒロシマ 世界を変えたあの日」の後編を見る。まだまだ知らないことが多いんだなぁ、と勉強不足を痛感。研究機関が設置され、多くの被爆者を定期的に通わせて検査を行いながら、目的はあくまでデータの収集であり、治療は一切行われなかった。実際、抗生剤を投与すれば多くの人を助けられたと思う、と実際に検査に当たっていた米国サイドの研究者が語っていた。全員を助けることができない以上、一部の人だけを助けることはしない、という方針だったのかどうかは分からないけれども、強制的に検査をされていた方々の思いはいかばかりだったか。

このドキュメンタリーは日本で制作されたものではなく、英国のディレクターが原爆投下の背景を検証するために企画し、日本側が協力をした国際共同制作というところに意味がある。ただ原題は HIROSHIMA A Real Story とされていて、直訳すれば「ヒロシマ ある真実の物語」となるべきで、「世界を変えたあの日」という邦題にはある種の意図を感じる。インタビューに応じた米国の研究者のひとりが「原爆投下の瞬間、核の時代へと世界が変わった」と語っていたので、そこからとったのかもしれない。ただ英国のディレクターとしては、真実を描いたというところを強調したかったはずで、その思いが邦題には反映されていない。タイトルって作品のイメージに大きく影響するから、大事だよね。

夕べに続いて、そのあとラジオ深夜便山崎努さんのインタビューも面白かった。ラジを深夜便、これからも続けて聴いてみようかな。

今日もベジッティで、ズッキーニを削ってみた。大きかったから半分だけにしたら、残りがまるで巨大な色鉛筆みたいな楽しいビジュアルになったので、撮ってみた。麺状にしたズッキーニは生パスタと一緒に茹でて、美味しく完食♪