まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992015-06-24

昨日に続いて歌舞伎座。アラームが鳴る前に目が覚めて、一度はコンタクトレンズも入れて動き始めたんだけど、なんだか寝足りないような気がして、客席で居眠りしちゃったら大変だから、レンズを入れたままベッドに戻り、眠れたら寝てみよう、と横になっていたら、コトンと寝入ってしまった。また二度目のアラームが鳴る前に目が覚めちゃったけど、1時間ちょっと寝たので、スッキリ。

予定外に寝てしまったので、時間的にはバタバタ。あれやこれやと片付け物を済ませ、さて何を着て行こうかしらん、と迷い、身支度を済ませると、外はカンカン照り。まだ6月なのに日差しがひどく強そうなので、バスで駅まで(自分を甘やかしてるねぇ)。

夜の部の「新薄雪物語」は、「広間・合腹」と、めったに上演されない「正宗内」。合腹というのは、若い男女が謀反の嫌疑をかけられ、それぞれの父親が相手の息子・娘を助けたい一心で、我が身を犠牲にして願書を提出すべく、二人とも腹を切り、それを隠して対面するという壮絶な場面。特に幸四郎が演じる幸崎は、自分の館で切腹してから園部の館まで来て、お互いの気持ちを確認した上で、二人とも腹から血を流しながら六波羅まで嘆願に行くのだから、果たして切腹した状態のままそれほど長時間活動できるものなのかどうか、はなはだ疑問だけれども、まぁそこは芝居ということで。「正宗内」は私も初めてみる場面で、刀鍛冶が刀を鍛える場面がそのまま再現されていて、とても興味深かった。謀反の張本人に加担した正宗の息子団九郎が改心し、大立廻りで幕。大団円まではいかないのね。それでも十分。若手中心の舞台にはエネルギッシュな魅力があるけれど、やっぱりこの円熟味こそが歌舞伎の醍醐味だなぁ、と実感。

終わりに楽しい「夕顔棚」がつく。老夫婦の夕涼みを描くほっこりした一幕で、おじいさんを左團次さん、おばあさんを菊五郎。これが今月のごちそう。最前列のど真ん中でシアワセいっぱい♪

帰宅後に仕事の続きをするはずだったんだけど、数ある海外ドラマの中でも特に大好きな「Suits」の新シリーズが始まったものだから、ついつい見てしまった。やっぱり面白いわー。台詞がホントにオシャレなのよねぇ。楽しみ楽しみ。

てことで、仕事は明日 ^^;