まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992015-06-23

今週はイベントが続く。古楽の次は六月大歌舞伎。睡眠調整が必要になる場合に備え、まず夜の部を、次に昼の部のチケットを取ることが多いんだけど、今月は「新薄雪物語」の通し上演だから、話がちぐはぐにならないように昼の部から。なので夕べは早めに寝たのに、8時半のアラームで起きた後、まさかの二度寝をしてしまい、ハッと飛び起きた時点で9時15分。どうにかセーフ。あぶないあぶない。

東銀座に向かう車内でクライアントから見積依頼。さらに最初の幕間でも別のクライアントから見積依頼。忙しくなるのはありがたいけども、どうしてこのタイミングで ^^;

幕開きは真山青果作「天保遊侠録」。橋之助勝海舟の父小吉を、橋之助の息子の国生が甥の庄三郎を演じる。国生、宗生、宜生の3人息子がそろった舞台での幼い姿がまだ目に残っているのに、いつのまにかもう二十歳になるのねぇ。ビックリ。小吉の優秀な息子麟太郎を演じるのは日下部大智くん。こまっしゃくれた台詞が可愛らしいったら。

昼の部の「新薄雪物語」は「花見」から「詮議」まで。薄雪姫は梅枝から児太郎に変わるのに対し、菊五郎は奴妻平と葛城民部、仁左衛門は秋月大膳と園部兵衛をそれぞれ兼ねていて、ベテラン勢が手薄になりつつある現状が今更ながら心配になる。幸四郎の幸崎、吉右衛門の団九郎、時蔵の腰元籬、錦之助の左衛門、芝雀の松ヶ枝、彦三郎の秋月大学。このところ若手中心の舞台が多かったから、久しぶりの重厚な舞台を堪能。

2件の見積依頼は納期が重なってしまい、順番だから2件めのほうには先約があることを伝えた結果、先方からキャンセル。1件めのほうはクライアントからなかなか連絡が来なくて心配したけど、幸い帰宅前にゴーサインが出た。

なので夜には本田さんの Salone を聴きながら和訳を進める。今日は、一度は休止に追い込まれた OTTAVA の継続が決まったことが発表された日から1周年の記念日! 嬉し泣きをしたあの夜を思い出し、感慨にふける。1年かぁ。早いわー。続いてくれて、本当によかった。