まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992015-06-22

午前中に、昨日の1件めのほうの修正を済ませ、クライアントの判断に委ねざるを得ない個所を詳しくメールで説明し、送信。今後のためにフィードバックがもらえるといいんだけど。

再び夕べの続きの探しもの。すべてのクリアファイルの中を確かめ、当日に使った可能性のあるバッグのポケット等もすべてチェックしたけど、やっぱり見つからない。おかしいなぁ。予約票だと分かっていて捨てるはずはないから、どこかしらに入り込んでしまっているに違いないのに、どうしてこれだけ探しても出てこないのか。8月まで時間はまだたっぷりあるけど、ひょっこり出てくる可能性は…あるかなぁ。最悪の場合、再発行してもらえるかしらん。くすん。

ひとまずあきらめて、ベックスの夏野菜カレーで腹ごしらえをしてから目白へ。目白駅で降りたのは初めてな気がする。新宿行きのバスに乗り、ホテル椿山荘東京前で下車。でも今回の目的地は椿山荘ではなく、反対側の東京カテドラル聖マリア大聖堂で、古楽アンサンブル「コントラポント」結成10周年記念演奏会「モンテベルディ 聖母の夕べの祈り」。コントラポントンの代表で指揮者も務める花井哲郎さんは、ヴォーカル・アンサンブル・カペラの創設者でもあり、その演奏がOTTAVAのジングルとして使われてご縁もあり、斎藤さんの Salone で今回の演奏会が紹介され、即チケットを取った。

自由席なので6時半開場のところ20分近く前に到着したのだけれど、すでに長蛇の列。スタッフのひとりとして立ち働く斎藤さんにまずはご挨拶。幸い前から10列めの中央通路沿いの席を確保することができ、周囲を見渡すと、あちらこちらにリスナーさん。当日券はチケットの用意が間に合わないほどの大盛況で、椅子をたくさん追加してもなお立ち見が出るほど。

厳かに開演。ここのパイプオルガンは残響が7秒も続くと事前に聴いていた。もともと普通にオーケストラの演奏を聴く時にも、弦楽や金管の響きがスーッと消えていく、そのわずかな余韻が大好きなので、この残響はたまらない心地よさ。清らかな歌声、あたたかい古楽器の響き。素晴らしいハーモニーがスーッと消えていく、その瞬間に、魂が残響を追って空中に吸い込まれ、浮遊するような感覚を何度も味わった。こんな体験は初めて。

休憩の間に、西山まりえさんが演奏するバロックハープを近くで拝見。アルパと違い、弦が密集しているのにビックリ。スマフォで調べたらトリプルハープとも呼ばれるそうで、弦が3列もある。あんなに密集していたら弦と弦との間に指が入る隙間がないのに、どうやって弾くんだろう。自分の席からは演奏中の様子が見えないのがとても残念だった。

後半も何度も魂が浮遊する感覚を味わい、至福のひととき。9時すぎの終演まで、長いプログラムなのにあっという間に感じた。もっともっと聴いていたかった。

館内は撮影禁止と表示されていたのに気付かないのか、スマフォで撮影している人がたくさんいた。私もしたかったけど…表示に気づいちゃった以上、できないんだなぁ、これが。

コントラポントの演奏も、ゲストだった西山まりえさんの演奏も、ぜひまた聴きに行きたいなぁ。