8時半にアラームをセットしたはずが、鳴ったのか鳴らなかったのか寝過ごしてしまい、リビングで鳴る電話の音で目が覚めた。時計を見ると9時を回ったばかりで、今日の修理は10時から11時の間に来訪予定とのこと。急いで着替え、腹ごしらえを済ませてひと息ついたらピンポン。10時ちょっと過ぎ。間に合ってよかったぁ。
ちょうどシステムエラーが出ていたのでそのままにしておいた。中を開けて状態を確認するのかと思ったら、すぐに部品を交換し始めた。システムエラーが頻発している状況では、人間で言えば頭脳に当たる基板とハードディスクを交換するしかないんだそうな。運良く通常どおりに作動した時に必要なものはダビングが済んでいるから大丈夫。
延長保証は適用されたものの、超過料金 5,040円。中身がすっかり新しくなったも同然なので、万が一、交換した部品の初期不良等で不具合が生じた場合は3か月以内なら無償で修理。それさえなければあと数年は大丈夫。もしまた経年劣化でエラーが出るようになったら、そのときは買い替えたほうがいいとのこと。4〜5年が目安らしい。長いのか短いのか。
何かを始めるには中途半端な時間なので、早めに家を出て東銀座へ。まず東劇の窓口で、メトロポリタン・オペラのシーズン最後の2作品のチケットを購入。そのあとスタバで時間調整。
睡眠調整の必要がないように、と昼の部より夜の部を先に観るのが最近のパターンで、今回も何も考えずに同じパターンでチケットを取ったんだけど、今月の演舞場は「仮名手本忠臣蔵」の通し上演。松の廊下より討ち入りのほうが先になってしまった。いつもどおり、夜の部は五段目から。
亀治郎の勘平は予想通りの絶叫型。なんかこう、気持ちより手順が先に立っているような印象だったなぁ。与市兵衛の死骸が奥の部屋に運ばれ、勘平は部屋の隅で後ろを向いて腹を切るなど、いつもとやり方が違うところがいくつかあった。薪車の源六はちょっと意外で、だんだんピエール瀧さんみたいに見えてきた。祇園のお茶屋さんの女将お才が討ち入りの場面では吉良家の小林平八郎。どちらも亀鶴だって気づかない人のほうが多かったんじゃないかなぁ。由良之助は染五郎で、幸四郎と吉右衛門の両方の個性がちょっとずつブレンドされている感じ。花形歌舞伎と銘打って、要は若手の舞台なので、福助のお軽が姉さん女房っぽいのは仕方がないか。
10時近くに帰宅して、11時から修理後初めての録画。無事に終了。再生も問題ない。初期不良はないみたい ^^