まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992014-04-24

昨日の夜の部に続いて、今日は昼の部。歌舞伎座の新装開場一周年を祝う「鳳凰祭」の演目の中で一番「鳳凰祭」らしいのが幕開きの舞踊「寿春鳳凰祭」で、「いわうはるこびきのにぎわい」と読む。ものすごい当て字。

華やかな舞踊のあとは大時代に「鎌倉三代記」の絹川村閑居の場。今月は歌女之丞さんの幹部昇進披露でもあり、だからこその大きな役とはいえ、昼の部でも夜の部でも自害して果てる役。1日2回で1か月興行の間に約50回も自害しなくちゃいけないのよー。

「寿靭猿」で三津五郎が復帰! 「待ってました!」のかけ声に、ウンウン、待っていましたとも。奴の役で出ている巳之助も、今はパパより背が高くなっちゃったけど、かつては小猿だったんだよねぇ。当時は三津五郎が離婚した関係で、果たして巳之助くんが今後、歌舞伎の道に進むのだろうか、と心配されていたんだった。… なんてことを思い出しながら、父子の共演を嬉しく観た。

「曾根崎心中」はすごかった。藤十郎のお初が茶屋の縁側に腰掛けている場面で、大声を張り上げているわけではないのに、舞台上だけでなく広い客席の隅々までを完全に支配している圧倒的な空気感。そしてなにより、今回はお初だけでなく、翫雀の徳兵衛、橋之助九平次もとても良かったことで、お初が出ていない場面でもダレることなく、最初から最後まで目が離せない濃密な舞台になっていた。徳兵衛の伯父でもある平野屋の主人の役は左團次さん♪ 「死ぬなよ!」の台詞が絞り出すようで、贔屓目じゃなく、本当に良かった。

まっすぐ帰宅。コンブリオに後ろ髪を引かれつつ、7時からマンションの理事会。いくつか懸案事項があって、たっぷり1時間半かかった。

そういえばリフォーム会社。今日あらためてホームページにアクセスしようとしたら、Forbidden と表示されてまったくアクセスできない! 本当に倒産しちゃったのかしらん???