まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992014-03-26

夕べは早々に風邪薬をのんでベッドに入り、今日の歌舞伎座昼の部は、熱が7度台のままならあきらめ、6度台なら前向きに、6度台の前半なら頑張っていく、というつもりでいた。そうしたら、午前6時前にはまだ7度台だったのが、7時をすぎたら6度台の後半まで下がり、8時ちょっと前には6度4分。平熱は5度台だけど、この下がりようは行ってもいいってことでしょ、と都合のいい方に解釈。今日だけ頑張れば明日は1日家でゆっくりしていられるし。

てことで、東銀座へ。咳もクシャミも出ないので、人に移す心配はないはず。ほとんど熱っぽさはないものの、行きの車内で鼻がグズグズし始めたので、まさかのタラーリに備えて途中の薬局でマスクを購入。マスクで顔の半分を隠したままで観劇するなんて初めてだったけど、幸い花粉症のシーズンとあって客席のあちこちにご同類。

「寿曾我対面」は梅玉の工藤に孝太郎の十郎、橋之助の五郎。大名から傾城からズラリと居並ぶさまは、いかにも歌舞伎らしい壮観な舞台。

「身替座禅」はいつ観ても楽しいなぁ。まして菊五郎の右京に吉右衛門の玉ノ井。面白くないわけがない。

続く「封印切」は、藤十郎の忠兵衛に扇雀の梅川、翫雀の八右衛門と父子がそろい、井筒屋も我當秀太郎の兄弟というオール関西の顔合わせ。貴重なつっころばしの芸を誰が踏襲できるのだろう。一緒に死んでくれなきゃ「どもならせんがな」と梅川にすがる忠兵衛。いまどきの女性なら「あんたが勝手にしたことじゃないの!」と振り切って逃げるよなぁ、と思いながら、たっぷり時間をかけた引込みまで、とっくりと堪能。さすがだわー。

最後は玉三郎七之助の「二人藤娘」で美しく華やかに。とても気持ちのいい終わり方。今月は演目の並びもすごくよかったなぁ。

まだ微熱があるのを忘れるぐらいだったけど、めずらしく食欲がなくて幕間にも食べずにいたら、終演後にさすがにお腹が空いて、いい機会だから、と新しい歌舞伎座になってから初めて歌舞伎茶屋に寄り、みぞれそばを注文。温かいお蕎麦なんだけど、にゅうめんみたいだった。

そのあとはまっすぐ帰宅し、おとなしくベッドへ。スマフォでコンブリオ。7時からのフィギュアスケート世界選手権が気になったけど、録画だけして、おあずけ。

途中でスマフォのラジオアプリがループしてしまい、復旧しないのでモバイル用のノートPCに切り替えようとしたら、なぜだか電源が入らないー。こんなときにどうしてー。

… とアタフタしているうちに、スマフォのアプリが復旧。やれやれ。

コンブリオが終わったらもうおやすみなさい。とにかく寝て治す!