まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992014-03-24

今週はイベント三昧で、初日の今日は歌舞伎座の夜の部。

昼の部が終わる前に行けば空いてるかな、と3時すぎに木挽町広場に着いたのに、タリーズはすでに満席。幸いしばらく待ったら席が空き、やれやれ、と手帳の整理をしながら時間調整。

歌舞伎座を松竹が経営するようになってから百年になるそうで、その記念と銘打った「鳳凰祭三月大歌舞伎」。若手中心の花形歌舞伎にはフレッシュな魅力があるけれど、やはり大歌舞伎には円熟の味わい。

「盲長屋梅加賀鳶」の道玄は、誰がやっても好きになれない役で、しかも今回は苦手な幸四郎だったんだけど、秀太郎のお兼が愛嬌たっぷりだったせいか、いつになく面白かった。加賀鳶のひとりに左團次さん♪ 今月はこの一役だけなのねん。

勧進帳」の弁慶は吉右衛門。ちょっと風邪声だったかなぁ。菊五郎は富樫で、問答が早口になりすぎず、ひとつひとつの問と答えがはっきり分かる。これ、結構重要なポイントだと思う。義経藤十郎で、杖を着く音がコツンコツンとやたらと響くのが気になったけど、年齢を考えれば仕方ないかな。

夜の部のラストは「日本振袖始」から大蛇退治の場。美しい岩長姫として登場する玉三郎ヤマタノオロチに変わる。他に7人の大蛇が出て計8人。筋書を買うのをやめてしまったから、大蛇のメイクが凝りに凝っていてどれが誰やらちっとも分からなかった。稲田姫の米吉クンがとっても愛らしい。スサノオ勘太郎。子供の頃から観てきた彼が今ではすっかり大人びて…とついついオバちゃん目線。

終演後の帰り道にはスマフォでコンブリオ。ちょうど9時すぎに仙台フィルのコーナーがあり、復興コンサートが今週末に迫っているので、仙台情報は聞き逃せない。今週末かぁ。いよいよだわー。