まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

昨日の歌舞伎座に続いて、今日は新橋演舞場。メインは海老蔵だけど、左團次さんもご出演♪

市川宗家に伝わる歌舞伎十八番のうち、平景清が登場する「(牢破りの)景清」「関羽」「鎌髭」「解脱」の4つを通し狂言に仕立てた意欲的な作品で、ロビーには写真のとおり、景清の大きな羽子板がドドーン。客席に入るとまず、海老蔵襲名に際して團十郎が描いた「海老」の絵の祝幕が迎えてくれる。舞台上にも大きな海老が登場し、舞台も衣装も赤と白を基調としていて華やかで、お正月にふさわしい。物語がどうとかいうよりも、いかにも歌舞伎らしいエッセンスがたっぷりで、歌舞伎の魅力を存分に堪能させてくれた。獅童は滑稽な入道と凛々しい重忠の双方を好演。芝雀の阿古屋も堂々とした立女形ぶりで、その娘役の福太郎クンの可愛らしいこと。

この公演で左團次さんの古くからのお弟子さん左十次郎さんが四代目左升を襲名と知り、ビックリ。というのも、左團次さんのお父様の時代からの古参のお弟子さんだった先代の左升さんとは、年賀状のやりとりもしていたのが途切れてしまい、また最近は舞台でもお見かけしないのを寂しいと思いながら、まさか亡くなっていたなんて思いもよらず、ご高齢なのでお休みしているだけだと思っていたものだから。もう十数年前に金毘羅歌舞伎の終演後、小屋の外で偶然お会いして、ホテルまでご一緒する道々、もうすぐ同窓会があってみんなの前で踊るから、鬘と着物を新調したのだと嬉しそうに話して下さった。あの穏やかな笑顔にもうお会いできないなんて…。合掌。

帰宅後、全豪オープンの男子シングルス準決勝ナダルフェデラー戦を観る。スーパーショット連発で、ド素人の私にも、ものすごくハイレベルな戦いであることがよく分かる。「好カードというよりは貴重なカード」という解説に納得。自分が持っている決勝戦のチケットをこの試合のチケットと交換してくれないかと窓口に来た人が少なくないそうな。スコアだけを見ると3−1でナダルの完勝なんだけど、とにかく見どころ満載だったので、早く終わった分、もう一度放送されたのをまた最後まで観ちゃった。そのぐらいすごかった。

ゲンキンなもので、二度目を観終わった途端に眠気が襲ってきたので、早々にお風呂を済ませ、ベッドへ。おやすみなさい ☆