まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992013-04-26

予報に反して青い空。でも午後から荒れるらしいから、とやはり着物はあきらめたのだが、結局予報は大ハズレ。でも日差しも風も強かったから、着物だと暑いぐらいで裾も乱れまくって大変だったかも。

歌舞伎座のギャラリーの隣りにできた寿月堂の鯛茶漬けを目当てに、第一部が終わる前に、と早く行ったのに、すでに鯛茶漬けは品切れ。食事のメニューで残っているのはシーフードサンドだけだった。でも今さら店を出るのもなんだから、仕方なくそれを注文。夕食にビーフヒレカツサンド買っちゃったんだけどねぇ。

冷たい緑茶と香の物、コーンスープと抹茶のムースがついて1,050円也。タラコやエビはサンドイッチの具としても美味しいんだけど、もともと海苔屋さんだそうで海苔もはさんであるから、半分だけ食べようとしても海苔がかみきれなくて、具も一緒に出てきちゃうのがちょっと残念。次はぜひ鯛茶漬けを食べたいなぁ。

「弁天娘女男白浪」は菊五郎の弁天に左團次さんの南郷。嬉しいなぁ。今では菊之助も弁天をやるけれど、やっぱり貫禄が違う。花道でのやりとりにも風情があって、うっとりしちゃう。稲瀬川の勢揃いのあとに屋根の上の立廻りもつく。龕灯返しに続き、山門がせり上がる大仕掛。若々しい菊五郎さんも、もう七十代になったのねぇ。左團次さんとは2つ違い。團十郎が演じるはずだった日本駄右衛門を吉右衛門成田屋の姿が浮かぶ。

「忍夜恋曲者」は松緑の光圀に玉三郎の滝夜叉姫。大蝦蟇が出て屋台崩し。前の幕に続いて大道具が大活躍。

第二部と第三部との間に三階に上がり、売店を物色。歌舞伎座鳳凰をかたどった和三盆の干菓子を絵の教室へのおみやげに買う。

「盛綱陣屋」がすごく良かった。仁左衛門の盛綱はやはり絶品。けなげな小四郎は染五郎の長男金太郎で、まだ小さい小三郎を松緑の長男大河が演じ、和田兵衛に吉右衛門。時政は我當さん。素顔はあんなに優しげなのに、邪知深く老獪な大将にピタリとはまってしまうんだよねぇ。福助の篝火、芝雀の早瀬、東蔵の微妙もそれぞれに良かった。

柿落としの最後を締めるのは、やはりというべきか「勧進帳」で、菊五郎の冨樫に幸四郎の弁慶。2008年に千回を超えている高麗屋の弁慶。記録はどこまで伸びるのだろう。でも團十郎の弁慶が一番好きだったなぁ…。四天王のうち常陸坊は左團次さん♪

終演は9時40分。こんなに遅いのは久しぶり。充実した舞台で、大満足。

明日は絵の教室なので、帰宅後、前回リクエストされた「すあま」を作った。でも「よく練る」の「よく」がどの程度なのか詳しい説明がなくて、果たして美味しくできているのか不安だったので、前回好評だった「ゆべし」も作った。そんなこんなで、あっというまに3時すぎ (^^ゞ