まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992013-01-25

着付けのために早めに起きるはずがちょっと寝過ごしてしまい、時間が足りないかも、と焦ったこともあり、着付けに大苦戦。なんとか形になったけど、お太鼓がイマイチかなぁ。ブランクが長すぎたわー。

まずは浅草へ。公会堂にて新春浅草歌舞伎。恒例の年始ご挨拶は亀鶴で、舞台の真ん中で平伏した姿勢からなぜか倒立。やってくれちゃうねぇ。

「寿曽我対面」の工藤を海老蔵。他のメンバーがみなさらに若いので、歌舞伎界全体ではまだまだ若手の海老蔵に異様なほどの貫禄がある。曽我兄弟は、壱太郎の十郎に松也の五郎で、女形もこなす松也がなかなかの力強さ。

「幡随長兵衛」のタイトルロールを海老蔵。敵役の水野を愛之助。威勢のいい舞台番は新十郎で、「対面」の梶原景高もそうだったけど、声がものすごく通るんだよねぇ。

続く第二部の「毛谷村」は、愛之助の六助に亀鶴の弾正、壱太郎のお園。正直者で朗らかな六助と冷徹な水野のどちらもいいのが愛之助の強み。また壱太郎も、十郎ではやわらかな若衆、長兵衛の子分では生きのいい町人、そしてお園では武家の娘と、幅広い役柄を器用にこなしている。感心感心。

残念ながらここまでで、よりによって目玉というべき海老蔵弁慶の「勧進帳」をあきらめ、渋谷に向かう。

パルコ劇場にて「志の輔らくご」。釈台を前に「親の顔」「質屋暦」に続き、仲入り後にじっくりと「百年目」。3本ともすごく面白くて、大満足。チケットがダブってしまい、歌舞伎のお仲間に救済して頂いたので、志の輔初体験のその方が気に入って下さるかどうか心配だったのが杞憂に終わり、楽しんで頂けたようでよかった♪

終演後、前から一度行ってみたいと思っていた「くじら屋」にご一緒させて頂く。くじらのベーコンも竜田揚げも、記憶の中にあるのとは見た目も味もまったく別物。お刺身もとっても美味しかった。また行きたいなぁ。

今日は母の祥月命日だったのに、お墓参りも行かずに盛り沢山な一日。きっと私が元気でいれば喜んでくれるんじゃないかと(調子よすぎ?)