まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992012-03-25

同期生へのしおりは、封筒にただしおりだけを入れて送ってしまったのだけれど、さすがに先生方には送り状が必要だろうと保留にしてあって、出席してくれた先生方と、直前に出席できなくなって手紙をくれた先生と、最初から欠席の先生と、それぞれの書き分けがうまくいかなくて、再び保留。こういう文章って難しいわぁ。

ギリギリの時間まで仕事を進め、午後3時半近くの電車で新橋演舞場に向かう。東銀座に着いて改札を出ようとしたら、あれ? Suica の入ったパスケースがない。バッグの外側のポケットに入れておいたはずなのに、上着のポケットにもない。バッグの中にも、どこにもな〜い! 同じポケットにスマフォも入れていたから、スマフォを出した時に落ちたのかなぁ。お気に入りのムーミン谷の地図のイラストが入った革製のパスケース。大ショック。仕方なく現金精算で改札を出る。

ついこの間までチケットを取り忘れていたわりには、戻りのチケットなのか、2列目ほぼ真ん中といういい席で、三月大歌舞伎の夜の部。その最初は 「佐倉義民傳」で、幸四郎の木内宗吾に、渡し守は左團次さん♪ どうしても陰々滅々になりがちなこの芝居、最後の幕に満開の桜と朱塗りの渡り廊下という華やかな舞台を持ってくるのが作劇の妙。

続いて、ガラリと変わって楽しい「唐相撲」。音羽屋の役名がズバリ「日本人」。唐の皇帝に召し抱えられていた相撲取りで、帰郷を申し出て許され、お名残に取り組みを見せることになり、官人たちがことごとく転がされ、最後には皇帝が自ら相手に名乗り出る。その皇帝が左團次さんで、中国語もどきの怪しげな言葉を操り、果ては「キャイーン」や「ラブ注入」まで飛び出した。昭和の間にわずか3回しか上演されず、今回はほぼ35年ぶりの再演。もっと上演されてもいいと思うなぁ。

ラストは上方の世話物「小さん金五郎」で、時蔵の小さんに梅玉の金五郎。秀太郎のお鶴さんがなんとも可愛らしい。そのお鶴さん、幕が閉まるまで確かに舞台にいたのに、終演後に楽屋口の前を通ったら秀太郎さんがもうスーツに着替えて出ていらしたのでビックリ。白塗りもしてたのに、どうしてこんなに早いの???

手帳にはさんであった予備の Suica で帰り、そもそも最初に自宅の最寄り駅で改札を通ったあと、ポケットに入れたつもりが入らずに落としたのかも、と窓口で問い合わせてみたのだけれど、空振り。てことは、乗換駅の北千住か、はたまた日比谷線の車内か。ネットで調べ、忘れ物の問い合わせフォームで届出完了。出てきてくれないかなぁ。運悪く8千円近く残高があるのも悔しいけれど、それ以上に大のお気に入りで、もう手に入らないだろうから、あきらめきれない〜 (T_T)