■

午後イチに家を出て、スタバでランチのあと、しばし読書タイム。もちろん「６４」。

２時すぎに東銀座へ向かう。晴海通りは東京マラソンのコースになっていて、沿道で盛んに応援している人もたくさんいたけれど、先頭集団からかなり離れているらしく、ランナーのほとんどは小走りでもなく普通に歩いていて、走っている人はごく数人。沿道の声援が空回りしているようにも思いつつ、とりあえず撮ってみる。

午後３時上映開始のMETライブ・ビューイング。今シーズン第６作目は「メリー・ウィドウ」。券売機で手続をしたら、なぜか「発券済み」になってしまい、スタッフに確認してもらったら、なんと私、前回の「マイスタージンガー」の時にすでにネットで予約していた「メリー・ウィドウ」のチケットを間違えて発券していたそうで、すでに観終えた「マイスタージンガー」が未発券になっていると。入館時にチェックできなくて申し訳ない、と謝罪され、いえいえいえいえ、と恐縮。これからは発券時に注意しないと。

ルネ・フレミング主演の「メリー・ウィドウ」は素晴らしかった。思いがけず英語での上演で、以前「魔笛」を英語で観た時、なまじ歌詞が分かってしまうとどうしても耳が追ってしまうから、純粋に音楽として楽しめないように思った。でも今回は、メロディのつかない台詞のやりとりの場面も多く、その部分も英語でスムーズに理解できるのが大きかった。ミュージカルとオペラとオペレッタの違いがイマイチうまくよく分かっていないけれども ^^;

今作は大人気らしく場内は大入り。私の右隣りには年配のご夫婦。始まる前から「寝ちゃいそう」と言っていたので嫌な予感はしてたんだけど、二人ともぐっすり寝入ってしまい、まさかのイビキ大合奏。参った。

６時頃に終演。夕食はナイルレストランでムルギーランチと決めていた。夕べ左團次さんのお弟子さんの蔦之助さんが左團次さんのブログに代役で登場し、ムルギーランチの写真を載せていたので触発された。その記事をスマフォでお店の人に見せたら喜んでくれて、「さっき獅童さんも来てたんだよ」と。以前お店で巳之助さんと会ったことがあり、海老蔵の披露宴の日で、「親父さんだけで僕はよばれていないから」と話していたことや、左團次さんの話などもして、楽しく完食。そして帰宅後、左團次さんのブログで三津五郎さんの訃報を知る。ただ呆然とするばかりで現実味がないところへ、テレビのニュースが追い打ちをかける。嗚呼なんという…。