まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992012-03-26

昨日の夜の部に続いて、千秋楽の今日は昼の部。仁左衛門が当たり役にしていた「荒川の佐吉」を染五郎が継ぎ、若い分、いかにも三下らしいのはいいけど、いかんせん細いから、立廻りの場面などむき出しの腕が痛々しいぐらい。亀鶴の辰五郎との相性がよく、梅玉の成川も不敵でいい敵役。梅枝のお八重が良かったなぁ。特にプライドを傷つけられて苛立つ場面。

「山科閑居」は不安が的中。後半、本蔵の入りから意識朦朧。そこまではしっかり観ていたんだけどなぁ。

帰宅後、リフォームの件で自宅で打ち合わせ。本来はキッチンの話を進めるために担当者が来たのだけれど、これまでの経緯に若干納得のいかないところがあるので、まずはこちらの疑問をきいてもらった。すでに終わった分の料金はまとまった金額で、「パック」という言葉が説明に出ていた。てことは、初めに金額ありきのパック料金で、その金額にするために不要な作業も含まれていたのではないか。たとえば、トイレの壁は給水管が干渉していないのだから、壁紙を張り替える必要はなかったのではないか。

今日の担当者は終わった分の作業の契約の経緯には関わっていないのは承知していたので、お門違いで申し訳ない気もしたのだけれど、疑問が解消されないとキッチンの作業に移れないから、と説明すると、「当然です」と理解を示し、じっくり聞いてくれた後、彼が社内で受けた経緯の説明を伝えてくれたのだけれど、その内容が私の理解とは若干ズレがあった。とはいえ給水管の傷みが判明するまでの経緯に関するズレなので、交換が必要な事実に違いはない。問題は、その結果としての作業範囲で、どこまでが最低限必要な範囲だったのかという、その点。

すでに終わった作業の契約担当者とも電話で話し、結論として、私は必要な作業だと理解していたトイレの壁紙張替えはやはりオプションにすぎなかった。私も説明のひとつひとつをメモしていたわけではないので、厳密にどう説明されたのか記憶が曖昧な部分もあるのだけれど、私の側に疑問点が出てきた以上、やはり説明不足だったとお詫びをされ、契約料金のうち「諸経費」がぶっちゃけ会社の粗利だそうで、その部分を約半分に縮小し、その分、料金が減額されることになった。これがまず第一段階。

次に、今後のキッチンの問題。給水管を交換するためにシステムキッチン全体や周囲の壁まで新しくする必要があるのかを尋ねると、どかして作業をしたあと、そのまま設置し直すこともできないわけではないが、接着部分をはがして再び接着するので見栄えがどうしても元通りにはいかないし、接着をはがした時点で壁が損傷するので張替えは必要だと。なるほど。

念のため、今のシステムキッチンをそのまま戻した場合の見積もりもしてもらって、でもやっぱり、新しくなったキッチンを思い描いてしまったのに今のままだと不満が残ってしまいそうなので、どうせまとまった金額を支出するなら満足できる形にしたいから、キッチンについてはハッキリ自分の希望によるオプションだと納得した上で、工事をお願いすることにした。それでもこれまでの経緯に会社としても申し訳ない点があるから、とレンジフードはフィルターレスのものにグレードアップ、さらにリビング全体のクロス張替えかまたはエコカラットの導入など、プラスアルファの工事をしてくれるとのこと。それより値引きのほうがいいかなぁ、とも思ったけど、見積額もなんとか下げるようにがんばってみるとのことなので、最終的な料金についてはまた後日。

というわけで、ふってわいたリフォームだったので十分な下調べができなかったという点は後悔が残るものの、4時間近くにわたる話し合いで私としては納得がいった。甘い? どうかなぁ。難しいねぇ。