まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992011-06-24

しっかり睡眠をとって演舞場へ。六月大歌舞伎の昼の部。

「頼朝の死」はついこの間観たばかりなのになぁ、と思いつつ上演記録を見ると、前回が去年の10月だったのでビックリ。ほんの2〜3か月前のような気がしていた。主役の頼家は梅玉から染五郎に、重保は錦之助から愛之助にと若手に移り、いずれも初役。どちらもすごく良かった。何度も重保を演じている歌昇が重鎮の大江広元へ。こうして世代が移っていくのだねぇ。その歌昇又五郎の名を継ぐという。少なからず違和感が…。

「石切梶原」の梶原平三を吉右衛門。もう何度となく観ているけれど、なんだか今回はこれまでと違ってウキウキと上機嫌に演じていて、「松浦の太鼓」の殿様のようだった。それが平三の役にも意外なほどよく合っていて、なんともいえず自由闊達な面白さがあった。歌六の六郎太夫も良かったなぁ。まだまだ老け役におさまってしまうのはもったいない人だけれど、老け役払底の折り、とても貴重な存在。

昼の部の最後は、仁左衛門と孫の千之助の「連獅子」。これが本当に素晴らしかった! 息子とでなく孫と踊るのは戦後初だそうな。演出も振付も独特で、気品があって、そしてなにより美しい。千之助クン、凛々しかった〜。毛振りも立派。惚れ惚れしちゃった。

今月は地味なのね、と実は観る前に思っていたのだけれど、いやいやどうして充実しているではないの。こういう誤算は嬉しい限り。

帰りに北千住駅構内のスタバで英訳チェックの見直し … を始めたのだけれど、早々に蚊に食われてしまった。周囲を見渡してもどうやら食われたのは私だけらしい。どうしていつも真っ先に食われてしまうのかしらねぇ。まだ夏装備が不十分でかゆみ止めを持ち歩いていなくて、カユカユががまんできずに1時間半ほどで撤収〜。

駅からの帰り道、今月リニューアルオープンしたばかりのお蕎麦屋さんに寄る。以前は店内の様子がまったく見えなくて入りにくい造りだったのがガラリと変わり、若いスタッフの応対も気持ちがいい。具だくさんの冷やしたぬきの他にゴボウの素揚げを注文したら、写真のとおり、キャンプファイヤーみたいな盛り付けで出てきた。真ん中で光っているのは固形燃料。オッシャレ〜。とっても美味しかったけど、お腹いっぱいになりすぎちゃった (^_^;)

帰宅後ひたすら英訳チェックの見直し。まだまだ終わらない〜。