まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992011-03-14

週明け早々に仕事が…という願いは残念ながら叶わなかった。焦っちゃいけない。辛抱辛抱。

コンタクトレンズの残りが少なくなってきたので眼科へ。ド近眼で、裸眼だとすぐ前にいる人の顔もぼやけてしまう。被災された方の中にも同じように視力の悪い人は無数にいるはずで、レンズの保存液やメガネが手元にある人はごく少ないに違いない。使い捨てレンズじゃなくても保存液がなければ継続使用はできないから、慣れない場所で、どれだけ不便な思いをしていることか。他の品物と違ってどんなレンズでも代用できるわけではないから、相当程度まで復興しないと代わりのレンズは入手できないのではないか。他にもそれぞれの事情によって切迫したニーズが様々にあるはずで、これだけ各局が長時間を費やして報道していても、まだまだ伝わっていない事実が膨大に存在するのだろう。

そんなことを考えながら検査を終え、会計の際、配送手段が確保できない可能性があるので、入荷までかなり日数がかかるおそれがあると言われた。それは当然のこととして想定内だから大丈夫。いざとなればメガネでいればいいだけだから。

今日はアリオの専門店街も1階だけは営業が始まったので、久しぶりにスタバへ。顔なじみのスタッフさんといつもどおりに会話できるのが嬉しい。スタッフの中には就活中の人もいて、地震の当日は霞が関から4時間かかって歩いて帰宅したとのこと。私だったらそもそも道が分からないと言ったら、「方向音痴なんですか? 見えない〜」って。見えない? うそだぁ。

駅前のヨーカ堂は昨日は通常営業していたのに、なぜか今日になって食料品売場だけの営業に変わっていた。帰り道の商店街で開店準備をしていた店が2つあり、1つは居酒屋で、まさに地震の当日、夕方のオープンを予定していたため、万全に準備したのだろうに開店できないまま今に至っていて気の毒。かたやもう1つは農家直送の八百屋さんで、スーパーの品薄が話題になり始めた今日のオープンという抜群のタイミングで大盛況。ハッキリと明暗が分かれてしまった。タイミングって大事だよねぇ。

早い時間に帰宅して、清水さんのオッターヴァ・モデラート。地震のあった時間も清水さんの放送で、ちょうど曲と曲の間、清水さんがマイクに向かっている間に揺れたのだった。その時も聴いていて、さらに今日あらためて清水さんがあの瞬間を振り返ってお話されているのを聴きながら、まだ3日目だということが信じられないぐらい、もっと長い時間が経ったように感じていたことに気がついた。被災された方にとっては、まだ3日目だろうか。もう3日目だろうか。

斎藤さんのコンブリオは地震以来、初めて。いつもどおりの優しい声に涙が出そうになる。オッターヴァが時間帯を問わず常に音楽を発信してくれていることでどれだけ救われているか分からない。ニュースやツイッターからあふれてくる情報に振り回されてピリピリしていた神経をオッターヴァが癒してくれている。クラシック音楽が聴きたいだけならCDでも用は足りるのだろうけれど、いつものようにスタジオから発信される音楽を通じて多くのリスナーとつながっている、そう感じられることが安心につながっている。ありがとう、オッターヴァ!