まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992011-01-27

ギリギリの9時までゆっくり眠るつもりが、なぜか8時前に目が覚めてしまった。これって着物で行けってことか? な〜んにも準備してないんだけど。

久しぶりも久しぶり。昨年6月初めに左團次さんのイベントで着たのが最後。その割にスムーズに着付けが進んだものの、帯のたれが余ってしまい、無理やりお太鼓におさめる。これは今回に限ったことじゃなく、手のほうも少し折り込むぐらい十分に取っているのに、なぜか余ってしまうんだよねぇ。

今日の国立劇場は、歌舞伎のお仲間、升さんとご一緒で、12時開演のところ11時に待ち合わせをして、まずは劇場内の食事処で海老天そば。しっかり着込んでいった防寒コートを脱ぐと、が〜ん! お太鼓が崩れちゃってる! その場で升さんに応急処置をしてもらい、最初の幕間にトイレでお太鼓を作り直してもらった。どうやら余ったたれに気をとられ、手の部分を通す位置を間違えてしまったらしい。初めて着たんじゃあるまいし、恥ずかしいやら情けないやら。

お正月の国立劇場といえば菊五郎監修の楽しいお芝居。私たちの席の斜め前に奥様がいらして、一緒に写真をと求められ、劇場内ではゴメンナサイとやんわり断る笑顔も麗しい。

土蜘蛛の趣向を存分に生かした「四天王御江戸鏑(してんのうおえどのかぶらや)」は、ストーリーが単純明快で、宙乗りやスペクタクルな大蜘蛛、砂をかけられると身体がグニャグニャになってしまう「お土砂」など、次から次へとあの手この手で楽しませてくれる。視覚的にも美しい。土蜘蛛の精は傾城姿の菊之助で、視線がなまめかしい。時蔵さんの婆はいいなぁ。ご本人も楽しそう。婆だけでなく、渡辺頼光で凛とした武士の姿も見せてくれる。浅草、演舞場、国立劇場と3箇所を観て、一番お正月らしかったのが今日のこの芝居。「劇場で観るからいいや」と3日の生中継を録画しておかなかったことが悔やまれる。

終演後、情報館で「研修制度の歩み」の展示を見てから、甘味処「おかめ」で抹茶とおはぎのセット。あんこ、きなこ、ゴマの3種類のうちゴマが一番のお気に入り。ウサギのディスプレイがユニークだったので写真を撮らせてもらった。

そのあとさらに「アフター」と称して近くの居酒屋「やくしま」で、今年もどうぞよろしくね、と一献。

22日のヤング・プラハ以来連日のイベント。まだまだ続くのよ〜!