まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992010-01-27

8時のアラームでシャッキリ起床。9時すぎに着付けを始め、あまりに久しぶりなものだからスムーズとはいかなかったものの、なんとか終了。帯がピシッといかなくてちょっと気になる。でもまぁ、この時期はコートを着込んでしまうから、お太鼓が見えるのは劇場の中だけだしぃ。

国立劇場の通し狂言「旭輝黄金鯱(あさひにかがやくきんのしゃちほこ)」は正午開演。チケットを取るのが遅かったので14列目。なので久しぶりにオペラグラスよりごっつい双眼鏡を持参。20数年観続けていると新しい狂言にはなかなかお目にかかれないので、国立劇場ならではの珍しい狂言には期待が高まる。長く上演されない芝居には上演されないだけの理由があるのだろうけれど、そこを工夫をこらして面白く見せてくれるのが菊五郎劇団。

名題のとおり金のシャチホコに魂が宿って大暴れするキンキラキンのお芝居で、江戸時代、大凧に乗って名古屋城金のシャチホコを盗んだと語り継がれる伝説の盗賊を天下の謀反人に仕立てている。大凧の宙乗りは花道の上でなく劇場を斜めに横切り、客席のどこからでも顔が見えるように空中でグルリと回る大サービス。俳優祭で大ウケだった金ピカの千手観音もどきも再び登場して大喝采シャチホコ菊之助の戦いの場は滝壺で、最前列から3列ぐらいまでビニールが配られ、本水がバシャバシャ飛んで盛り上げる。ざんばら髪で赤ふん姿の菊之助の美しさが鮮烈で、次の場で衣服をあらためて登場したときに思わず「ああ服着ちゃったのね」と残念に思ったぐらい。テンポよく盛りだくさんで、たっぷり楽しめた。

バースデーケーキも無事にお渡しすることができ、ホッ。ホールケーキは試食ができないから味がちょっと心配だけど、気持ちだけはたっぷりこもっているのでご勘弁。

帰宅後、着物を脱ぐ前にふと思いついて、デジカメのセルフタイマーで撮ってみた。恥ずかしいから顔はパスね ^^;

ひと息ついてすぐ織り機に向かう。教室で中途半端に終わってしまった作業を済ませ、いざ織り始め。口頭の説明で理解したとおりに … あれ? えっとえっと、こうやるとこうなって、でも見本はこうなってるし、としばし悩んであれこれ試行錯誤。そかそか、これでいいのか、と見本どおりの織り方にたどり着くまで小1時間。縦糸の選び方が失敗だったかなぁ。麻糸が引っかかって織り機の操作がスムーズにいかないし、ちょっと太すぎたのか、横糸の色がうまく出ない。う〜ん、難しい! でも面白い!!