まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992011-01-07

8時起床。9時半前の電車で浅草に向かい、まずは浅草寺で初詣。お賽銭をはずんで、どうか今年は仕事が忙しくなってくれますように、とお願いをする。にぎわう仲見世で江戸趣味小玩具の店「助六」に寄り、小さくて可愛い人形たちをながめているうち、ハタと目が止まり、釘付けになってしまったのが写真のペア。マグネットなんだけど、大きなクリップを広げてスタンドにして飾られていた。グッドアイデア。ひとめ惚れしてお買い上げ♪

浅草公会堂で新春浅草歌舞伎。今年は勘太郎獅童も別の舞台に出ているので、亀治郎七之助愛之助、亀鶴の4人をメインに、澤瀉屋笑三郎春猿、寿猿らが客演。

第1部の新年ご挨拶は愛之助。幕開けは「三人吉三巴白浪」。う〜ん、新年最初の芝居としては暗すぎじゃないか?

幕間に携帯電話で時間を確認しようとしたら、思いがけずクライアントから新年最初の仕事の依頼が届いていた。浅草寺の霊験あらたか!

猿翁十種のうち「独楽」は軽快で楽しい舞踊。独楽使いの亀治郎が衣装を引き抜いて自分が独楽になり、クルクルと回る。バランス感覚がよくないとできない踊りだわぁ。

第2部の新年ご挨拶は春猿で、「アイラブ浅草」を熱烈アピール。続く芝居は「壺坂」で、これまた新年らしくない。もっと景気のいい演目がいくらでもあるだろうに、と思いながら観ていたわりにはホロリとさせられてしまった。愛之助の愛嬌が光る。

最後の「黒手組曲輪達引」では亀治郎ワールド全開。3役を早替わりをまじえて勤め、劇中で「龍馬伝」にふれ、いきなりニセモノのエレキギターを持ち出し、ましゃの「想」が大音量で流れる中、ノリノリで口パク。ましゃ本人が歌っているのに、カ〜ンと鐘ひとつ、というオチもつき、大いに盛り上がった。

少し前まで浅草の歌舞伎は若手の一生懸命さがなによりの魅力だったけれど、近年は「腕を上げたなぁ」と感心させられてしまう。

終演後、中学時代の同級生N君と待ち合わせ、彼の案内で韓国料理の「にんにく鍋や」へ。それほどニンニク風味が強いわけではなく、キムチのたれのお鍋もチヂミもナムルもユッケも美味しかった。同級生なんだからワリカンでいいのに、彼はどうしても自分が払うと言ってきかず、ごちそうになってしまった。さらに「もう1軒」と譲らないので、「浅草ビアホール」というお店へ。ここでも彼は自分が払おうとしたんだけど、お店に万札のお釣りがなく、「じゃあ私が」と払わせてもらった。「俺が払いたかったのに!」って、別につきあってるわけでもないのに、どうしてそう思うのかしらねぇ。

午前様で帰宅して、それから仕事。新年早々ながら急ぎの案件だったものだから。3ページほどの契約書の英訳で、明け方にひととおり訳し終えた。盛りだくさんの今日はとりあえずここまで!