まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

中村座

maru992008-10-16

さあ、今日は平成中村座。もう何か月も着物を着ていないから、そろそろ着始めたいとは思うものの、ブランクが長いとつい面倒になっちゃう。夕べからずいぶん迷ったんだけど、今回はパス。


東武線の浅草駅から人通りの激しい仲見世を避けて横道を抜け、浅草寺の境内へ。ずんずんと奥へ入っていくと、黒・白・柿色の幟が見えてくる。昔ながらの芝居小屋を再現した空間には独特の楽しさがある。椅子席の下に荷物置き場があるのが便利。他の劇場もこうだといいのに。


A〜Dまである4種類のプログラムをAから順番に観るつもりが、変則的な日程のためスケジュール調整がつかず、Cからのスタート。おなじみの 『仮名手本忠臣蔵』 から、それぞれに違う場面で構成された4つのプログラム。今日のCは、松の廊下での刃傷を止めようとした加古川本蔵とその一家の物語として編成されていて、普段上演されない二段目 「桃井館の場」 も含まれているのが見所。その意味では、今回の4種類の中で一番観たかったプログラムでもある。しかもその本蔵を演じるのが中村座には初出演となる仁左衛門だから、期待は一層高まる。


忠臣蔵は、歌舞伎の舞台のみならず、史実としての赤穂事件の記録や小説などを手当たり次第に読み、自分で年表を作ったりもして調べたことがあるぐらいにはまった時期があり、ドラマとしては味わい尽くした感があるので、舞台を観ても大きな感動の余地はあんまり残っていなくて、過去の舞台と比較したりして冷静に観てしまう傾向にある。今回も同様ではあったけれど、二段目を歌舞伎で観たのは初めてだったと思うし、やはり構成が違うと新鮮。ただ、座組の関係でいかんともしがたいことながら、最後九段目の由良之助をそれまで若狭之助を演じていた橋之助がやらざるを得ないところがちょっと残念。演じ方に不足があるわけではないけれど、やっぱり違和感がね〜。


終演後にケータイの電源を入れたら、が〜ん、仕事が入ってる。月初めからずっと、どこからもお声がかりがなくて平和な日々だったのに、どうしてこのタイミングで入るかなぁ。添付ファイルの確認ができないので、ひとまず保留。


東武線の浅草駅のすぐ近くに都営線の駅が … と思ったら銀座線だった。都営線って普段乗らないからなぁ。街頭の地図を頼りにたどり着き、浅草橋へ向かう。目指すは手芸屋さん。最近買ったあみぐるみの本で紹介されていたお店。浅草橋の駅からは地図があるから大丈夫、と思ったのが甘かった。駅前にあるはずの交番がな〜い! とりあえず靖国通りまでは出たものの、そこから先がまったく分からず、地図にあったのとは明らかに違う交番を見つけてきいてみると、「この地図ビミョーだねぇ」 って。そうだよねぇ。私の方向音痴のせいだけじゃないよね。詳しい地図で調べてくれて、多分ここだと思う、といささか不安な道案内。でもさすがお巡りさん。教えてもらったとおりでスムーズに到着。すでに5時10分すぎで、5時半閉店だから、急いで店内を回って鼻や目のパーツをあれこれゲット。ふぅ〜。


帰りは浅草橋の駅には戻らず、馬喰町の地下道を抜けて東日本橋から人形町を経由して北千住。普段ほとんど乗らない路線って新鮮だけど緊張しちゃう。たくさん歩いて疲れたし、慣れた駅に着いて安心したところでスタバでひと休み。はぁ〜。


帰宅して、まずは仕事の添付ファイルをチェック。ん? 1ページ? これだけ? なのに締切は2週間近く先? いやいや、いくらなんでもそんなにかかりませんって。少なくてよかった〜。


明日も芝居なので、今日も早寝しちゃいますぅ。