まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

演舞場にて

maru992008-09-16

芝居の前はできる限りゆっくり寝ないと。てことで、昼近くまで寝ちゃった。寝すぎ?


ちょっと早く東銀座に着いたので、歌舞伎座の前の 「いわて銀河プラザ」 に寄ったら、いつもにも増してすごい人。昼の部の芝居がはねたばかりなのかと思ったら、改装前のセール中。おばさま方のパワーはすごくて押されてもみくちゃ。早々に撤退。


演舞場への途中で、ウィンドウにムーミングッズを発見! 今まで存在すら気づかなかった小さな薬局で、とても感じのいい年配の女性2人がお店番。デジカメ用にクリーナー付のストラップをひとつだけ購入したら、「昔なつかしいラムネをどうぞ」 とお釣りと一緒に手のひらにのせてくれた。ラムネなんてもう何年も食べてないなぁ。商品は順次、入れ替わるそうなので、また寄ってみようっと♪


演舞場に着いたらまず、食事の予約。歌舞伎座ではお弁当やサンドイッチを買うことが多くて、滅多に食事予約はしないのだけれど、去年の10月に亡くなった友人が演舞場のおそばは美味しいと言っていたのがなつかしくて、演舞場にくるたびにおそばが食べたくなるのよね。彼女と一緒に食べた頃とはお店の場所も変わってしまっているけれど…。


続いて2階の舞台写真売場へ。きっといるんじゃないかと思っていたお仲間が … やっぱりいた! もう4回目だって。すごいなぁ。私が歌舞伎を観始めて、いつのまにかもう20年以上も経ってしまったけれど、同じ芝居を何度も観たことなんて数えるほどしかないもの。


海老蔵の岩藤、時蔵の尾上、亀治郎のお初という顔合わせで 『加賀見山旧錦絵』。岩藤は奥御殿を差配する老女の役で、立役の俳優が演じるのがお約束だから、誰がやっても笑いが起こる場面はある。でも海老蔵の場合は、ある意味予定されているそうした場面とは違うところで、違う質の笑いが起こるんだよねぇ。本人は至って神妙に芝居をしていて何の問題もないどころか上出来なのに、それでもやっぱりクスクス笑い。なんでかなぁ。


お初が自害した主人尾上の敵をとって岩藤を討ち果たした後、次の幕の 『かさね』 も同じ海老蔵亀治郎の殺し場で、今度は立場が逆転。浪人姿の海老蔵がかさねを殺してしまう。2人で毎日、舞台上で殺し合っているなんてねぇ。同じ配役の 『かさね』 を四国のこんぴら歌舞伎で観た。劇場が変わると芝居そのものの雰囲気も変わる。どちらがいいとかではなく、それぞれにいいのよねぇ。


手帳をチェックしてみたら、演舞場はなんと1月以来の久々だった。だいぶ見逃してるっぽい ^^;