まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992010-10-27

8時ちょっとに無理やり起きて、10時の予約で歯科へ。頬の腫れが引いた後、今度は口の中、削った左上の奥歯の外側の歯茎がぷっくり腫れていたのだけれど、今朝にはすっかり引いたので、仮の詰め物をしてもらった。このまま腫れが出ないようなら仮でなく本番に移るのだそうな。この左上が落ち着いたら、ずいぶん前に大学病院まで行ったあげくに保留になっている左下の奥歯もいよいよ抜かないといけないらしい。む〜。

終了後、駅に直行して半蔵門へ。国立劇場で「天保遊侠禄」と「将軍江戸を去る」の2演目。高校生らしい団体が1階の後ろの席を占め、あちこちで嬌声が上がる騒々しさに心配になったのだけれど、幸い杞憂に終わり、幕が上がると至って静かで団体の存在を忘れるほどだった。

天保遊侠禄」では勝海舟の父親勝小吉を吉右衛門、甥の松之助を染五郎。わりと最近、観たばかりのような気がしたものの、国立劇場の筋書きには過去の上演記録が掲載されていないのでその場では確認できず、帰宅して調べてみたら、去年の8月に橋之助の小吉で観ていた。そかそか、そうだったそうだった。自分の記憶力に自信を失いつつあるこの頃。

ここでの勝麟太郎は貴公子然とした神童ぶり。でも後年の勝海舟は、「龍馬伝」で武田鉄矢が演じた時もそうだったけど、べらんめえ調で描かれることが多く、この芝居の小吉によく似ている。

「将軍江戸を去る」では、最後の将軍徳川慶喜吉右衛門染五郎は山岡鉄太郎で、わざと野暮ったい拵えだった松之助から一転してスッキリしたいい男。やっぱり彼はこうじゃないと。筋書きに慶喜の曾孫にあたる方が寄せた文章が面白かった。彼は独身で子供もいないので、徳川慶喜家は彼の代で途絶えてしまうとのこと。昭和も遠くなりにけり、と感じるこの頃だもの。江戸となればなおさらのこと。

2つとも真山青果の台詞劇なので、両方で主役をつとめる吉右衛門の台詞の量は膨大。決め台詞はさすがの名調子ながら、世話の場面など、あ〜、う〜、といつになくつなぎが入ることが少なくなかった。もっとも、普段の日常会話だってすぐに言葉が出ないのはよくあることだから、かえって自然と言えなくもない。

真山青果の台詞は美しいので、終演後に台本を買おうとしたら完売だって。ガックリ。いつもは千秋楽でも問題なく買えるのになぁ。

最寄り駅の真ん前のヨーカ堂が一部の階から撤退することになり、新たに入店したノジマ電機が今月末の開店を前に今日からプレオープンセールを始めたので寄ってみた。自宅のウォシュレットがしばらく前から調子が悪くて、サポートセンターに連絡したらもう寿命だと言われてしまったので、ノジマがオープンしたら買い換えようと待っていたのよね。パパッと選んで土曜日に取付予定。よしよし。

今まで家電量販店は北千住まで出向かないとなかったのに、駅前にできたノジマは北千住店の約2倍の広さ。さらにその上の階には来月1日にダイソーが開店する予定で、こちらは都内2番目の規模なんだって。ますます便利になるねぇ。うれしいわん♪