まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992010-09-19

5時半起床。シャワーで髪を洗い、そろそろシャワーだけというのは厳しくなってきたなぁ、と激しかった夏を振り返る。ほんの数日前まで朝起きると汗ばんでいたのにねぇ。

荷物の点検。シワにならないようかけておいたステージ衣装(?)のトップスも入れ、これで準備万端、のはず。

アルパにカバーをかけ、よいこらせっと肩に背負って、駅までの道を最後はちょっと小走りに、7時半の千代田線にギリギリセーフ。ふぅ〜。御茶ノ水で乗り換えた中央線が空いていたので助かった。アルパをドア横のスペースに固定し、席についてホッとひと息ついたところで、乗ったのが武蔵境行きだと気づく。その先の国分寺まで行かないといけないのに! でもなんか … 早くないか? えっとえっと、夕べ電車の時間を調べたときに … あ。7時半に家を出て50分の電車に乗るつもりだったのに、朝になったらなぜか7時半の電車だと思い込んでいた。急ぐことなかったんじゃん! でもまぁ、遅れるよりは早すぎるほうがいいか。

去年までは国立楽器のホールが会場だったのだけれど、国立楽器が閉店してしまい、今年の発表会は国分寺の駅ビル上にあるLホールというところに移動。初めての場所で勝手が分からなかったのだけれど、すでに到着していらした教室のお仲間と合流し、次々にお仲間が到着して一気ににぎわう。

9時前に会場入りし、倉庫から椅子を出して並べる作業からスタートし、続いてチューニング。周囲でたくさんのアルパがチューニングしているので、チューナーにマイクをつけてもイマイチ反応が悪く、なかなか合わずに焦ってしまう。できればチューニングを済ませて少し練習してからリハーサルに臨みたかったのに、そんな余裕はなく、まだチューニングも少々怪しいうちにリハーサル開始。しかもオープニングの合奏に参加する5人のうちご夫婦の2人が渋滞で遅れていたため、ソロの曲からのスタートになった。合奏で気持ちをほぐしてからソロ、というつもりでいたのに〜。

私の番がきて、ステージに上がる。… あれ? あんまり緊張していない。いつもならこの時点ですでに頭に血がのぼったような感覚があるのに、わりと冷静。曲に入るところでちょっと失敗してしまい、やり直しをさせてもらったものの、あとは比較的スムーズで、ちょっと不安が伴ういくつかのハードルもそれなりにクリア。そしてなにより、指がちっともふるえなかった! 会場が違うせい? 本番でこれだけ弾けたらいいんだけどなぁ。一部・二部の通しリハーサルのあと、合奏のリハーサルも済ませ、あとは本番を待つのみ。

先生が用意して下さったオニギリ弁当で昼食のあと、着替えを済ませて集合写真。黒がメインのニャンドゥティに着替えていたお仲間のひとりがベルトを忘れてきたとのこと。黒ならこれが合うんじゃ? と夕べ買った2色のアクセサリーの黒のほうを試してもらうと、これがピッタリ! 役に立ててもらえてよかった。集合写真の撮影ではいつも最後列で立っているのに、今日はめずらしく華やかな黄色の衣装だったので最前列に座るように言われ、ちょっと緊張。

午後1時15分に開場し、半からスタート。オープニングが私たちの合奏。曲の途中はともかく、最初と最後をしっかり合わせるのが課題だった。なんとか … なってたよね? 私にとっての収穫は、まったく緊張しなかったこと! やはり合奏は安心感があるなぁ。

ソロはプログラムの9番目。出番が近づいてくるにつれてさすがに緊張してきて、前の人が弾いている間、自分の曲を最初から思い出そうとしても頭にもやがかかった状態で、不安が募る。そうこうしているうちに、ああいよいよ私の番!

ステージに上がると、先生が「黄金の蝶」というタイトルに合わせて金色のアクセサリーを選んだことを紹介して下さり、ちょっと笑ったりして、緊張がほぐれる。でもいざ座ってアルパを構えると、右手の指がこわばっているのが分かり、またふるえるのか、と不安が募る。それでもなんとか、リハーサルの時のようにつまづくことなく曲が始まり、指の違和感も徐々に取れてきて、ふるえる気配がない! 指2本でのトレモロはかなりぎこちなかったし、1箇所、指がすべってとんでもない不協和音を出してしまい、またそれでも知らん顔して弾けばいいのに、思わず顔に出てしまったものの、それ以外はいくつかのハードルもそれなりにクリアして、ねぇねぇ、なんか調子よくない? と弾きながら思ったりしながら演奏終了! 最後の和音を弾き終えた時には嬉しさがこみ上げてきた。こんなに落ち着いて弾けたのは初めてだったんだもの。

控室に戻ってアルパを置き、会場に戻ると、ちょうど I さんがいらしたところ。あと5分ぐらい早くいらして下されば聴いて頂けたのに、残念!

自分が終わってしまえばあとはスッキリ。衣装のまま二部の終わりまで楽しみ、ギターで伴奏して下さった智詠さんと先生のミニコンサートも素晴らしく、そのラストで花束贈呈の役。先生の姪っ子ちゃんからも花束のプレゼントがあり、大きな拍手と共に今日の予定はすべて終了。

椅子の片付けやらなんやらの撤収作業もスムーズで、4時半すぎに完了。今回は全員がアルパを持って移動できる場所がないため、全体の打ち上げはナシということだったのだけれど、ここ数年お手伝いしてくれているカメラマン氏が私の知り合いということもあり、先生からサポートスタッフへのお礼をかねた食事会に私も I さんと一緒に参加させてもらった。

駅近くのメキシコ料理のお店で、チチャモラーダという紫トウモロコシのジュースとか、モレ・ポブラーノという5種類のチリにココアやチョコレートを加えたスパイスたっぷりのソースが特徴の一見ハヤシライスみたいなご飯とか、初めて口にする食べ物がどれも美味しかった♪

本来ならアルパを背負って帰らなければならないのに、I さんが車で運んで下さることになり、今日は渋滞しそうだから後日ということでお預けしてきた。おかげで帰りはらくちんそのもの。早起きしたから帰りの中央線で爆睡してしまい、御茶ノ水に着く直前にパッと目が覚めた。体内センサー?

今日は良かったなぁ … と感慨にひたりながらの帰り道、ふっと気がついた。今日9月19日は伯母の命日。お墓参りもサボりっぱなしなのに守ってくれたのかなぁ、と思ったり。

首から下だけの写真はちょっと、という声があったので、とりあえず全身の写真をば。でも恥ずかしいから顔はモザイクでカンベンね (^^ゞ