まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992010-08-27

昨日に続いて納涼歌舞伎。でも今日はその前にアルパのレッスン。このところ急に忙しくなってあまり練習ができなかったから、不安がいっぱい。

9月の発表会を前に負担にならないように、と比較的簡単な曲を選んで頂いたのだけれど、メロディの途中に1箇所、あとエンディングがちょっと難しくて、その部分はやっぱり練習不足がモロに出てしまい、次回に再挑戦。でもまぁ、それ以外はできているから、ということで新しい課題曲も頂く。「童神」。BEGINで聴いたことがあるような…。

発表会で弾く合奏とソロもそれぞれにおさらい。なんやかんやでもう発表会まで3週間ぐらいしかないのよねぇ。仕事がたてこんでいても練習の時間を確保しないと!

レッスン終了後、御茶ノ水から丸ノ内線に乗り換え、さらに日比谷線で1駅。ちょうどいい時間に東銀座に着き、新橋演舞場へ。千秋楽の第三部は『東海道四谷怪談』。全体にとても丁寧な上演という印象を受けた。四谷左門と伊右衛門の確執から始まり、複雑な物語がよく整理されていて、上演されない「三角屋敷」の場は舞台番として猿弥が登場して軽妙に解説。若手中心の舞台はただただ熱演という印象になりがちなのに、それぞれに真摯で落ち着いていて、余裕さえ感じた。海老蔵伊右衛門は、ことさらに悪役を強調せず自然体なのがいい。お岩と与茂七、小平の三役を勘太郎がしっかり演じ分ける。七之助のお袖に獅童の直助。獅童ってどういうわけかあまり評価されていないのだけれど、頑張っていると思うなぁ。地獄宿の婆役を今月めでたく卒寿を迎えられた小山三さん! 元気なお姿が嬉しい。

それにしても、海老蔵は一部の「千本桜 忠信編」で出ずっぱり、二部では「道成寺」で、拵えが大変な押戻しに出て、さらに三部でも伊右衛門で出ずっぱり。それでいて汗だくの奮闘という様子をまったく見せない。タフだなぁ。このところものすごい勢いで突っ走っていて、そのおかげでいい舞台を見せてもらっているのだけれど、いくら若いといっても疲れないはずはないのだから、ちょっと心配。

9時半すぎの遅い終演で、帰宅後ひと息ついてから仕事をスタート。頑張るわ〜!

(写真は、先月も食べた演舞場の夏メニュー:鶏サラダ蕎麦)