まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992017-09-30

困ったことに仕事はヒマなのに、特に後半、なんやかやと外出の予定が目白押しで、いつも以上にバタバタと慌ただしく過ごしているうちに9月もはや最終日。

10月1日だとばかり思っていた図書の返却期限が今日であることに気付いたのが昨夜のことで、早々に身支度を済ませ、9時の開館直後に図書館へ。野田さんの「贋作・桜の森の満開の下」の脚本は斜め読みだけになっちゃったけど、国芳の画集4冊をはじっくり見比べることができた。ずっしり重い5冊を返却して戻り、駐輪場に自転車を置いてそのまま駅へ。

北千住のスタバで軽く腹ごしらえをしてから東劇へ。今日から上映が始まるシネマ歌舞伎四谷怪談」は、串田さんの演出でコクーンで上演されたもので、めずらしく観逃していた舞台。映像化にあたり串田さんが監督・編集したもので、予告編を見てこれは絶対観たいと思っていたところ、初日の今日の初回に限り、伊右衛門を演じた獅童と串田さんの舞台挨拶があるというのでネットで予約しておいた。

インタビュアーの女性がちょっと不思議ちゃんだったけど、彼女が禁止とした写真撮影を獅童が自らOKしてくれて、いきなり撮影タイム。中央より後ろの席だったので遠かったけど、私も一応、撮ってみた。舞台挨拶の最後には最前列に陣取った多くのマスコミを前にスチールと動画の撮影もあり、続いて本編。

いやぁ、面白かったなぁ。四谷怪談なのに舞台上で伊右衛門とサラリーマンとが交錯したりと、現代の人物が入り込んでいるのに違和感がない。実際の舞台を観逃したことが今更ながらに悔やまれる。かつての自由劇場のメンバーが何人も出ていることも嬉しかった。もう一度、見たいなぁ。

大満足で東劇を後にし、ナイルレストランへ。シネマ歌舞伎を観てきた話をナイルさんにしたら、獅童クンならさっきまでここにいたよ、と。そうだと思ったぁ。

そのあと伊東屋に寄ったら、さすが伊東屋、先日スマステで特集されていた文房具がすべてそろっていて、そのうちA4の書類を折り目がつかないように半分のサイズで収納できるクリアファイルや、注目していたおもしろ定規のほか、カッターを使う時に便利なアルミの定規やミニサイズの顕微鏡まで買ってしまった。

丸ノ内線で四谷に移動し、ジャズ喫茶いーぐるへ。15時半から林田さんの「横断的クラシック講座」。「悪と闇の系譜〜暗く大きな力について」というテーマで、その充実ぶりたるや私の乏しいボキャブラリーではとても表現できそうにない。なかでも約30分にも及ぶリストの「ピアノソナタロ短調は、ホロヴィッツの演奏がまさに「悪魔的」。後半は映像付きで、METの「マクベス」とバイロイト音楽祭での「ラインの黄金」に続いて上映されたマシュー・ボーン振付の「白鳥の湖」より「黒鳥の踊り」にもう目が点。それまでの「白鳥の湖」とはまったく違う作品で、どうしても全編を観たくなり、終了後にスマフォで即、アマゾンにDVDの注文を入れてしまった。

そのまま店内に残り、林田さんやいーぐるの後藤さんをまじえたアフタートークの輪に加えて頂き、さらにそのあと居酒屋に場所を移し、様々な話題で盛り上がるうち、あっという間に23時半。楽しかったぁ。

そういうわけで、午前様。帰り道では「白鳥の湖」のおなじみのメロディを脳内リフレイン (^^)