まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992017-07-19

今日は楽しみにしていた七月大歌舞伎の夜の部。でもその前に、と北千住駅構内のスタバに早めに着いて、サラダラップとラテで遅めのランチを取った後、図書館で借りた「大相撲殺人事件」を読む。幕内の力士が次々に殺されてしまう荒唐無稽な物語で、21日の返却期限を前に、最後の賞を読了。結局、何人の力士が殺されてしまったのかしらん。ほとんど取組も各部屋の運営も成り立たないはずのレベル。それほどの数の力士が殺される場面を目の当たりにしながら、相撲部屋の親方の娘である女子高生がちっとも怖がる様子もなく、あっけらかんとしているのがまたなんとも。

時間を見計らって歌舞伎座へ。今月は夜の部のスタートが16時45分とちょっと遅め。「駄右衛門花御所異聞」と題する通し狂言で、「白浪五人男」の首領として名高い日本駄右衛門が天下を狙う物語。主役の駄右衛門を海老蔵が演じ、幸兵衛という役が本来は獅童が演じるはずだったのを海老蔵が引き受けたこともあり、ほとんど最初から最後まで出ずっぱり。昼の部でも3つの演目のうち後半2つでほぼ出ずっぱりだから、体力的に相当きついと思う。それをまったく感じさせないんだから、この人、やっぱり只者ではない。圧倒的なオーラ。

シアターコクーンでのABKAIに登場した海老蔵マスクが早替りの場面で使われていて、遠目にはきっと本当の海老蔵に見えたんじゃないかしらん。駄右衛門が上使と偽り烏帽子大紋で月本家の館に乗り込む場面や、盗賊としての正体を表わす場面の派手な衣裳など、ビジュアルが素晴らしい場面が数々あったのに、海老蔵の写真は昼の部がメインで、ほしい場面のものがまったくなかったのが残念。

駄右衛門と幸兵衛の他、海老蔵が演じるもうひとつの役が秋葉大権現。大権現様のお使いとして勸玄くんが登場すると分かっているので、客席がそわそわし始める。そしていよいよカンカン登場。割れんばかりの拍手と歓声の中、白狐の衣裳が可愛らしいカンカンが狐のステップで花道を本舞台に向かい、歓声が鎮まるのを待ってから大きな声で台詞を言う。もうそれだけでハンカチで涙をぬぐうオバサマの姿も。その中での宙乗り。1階から立ち見席まで、あんなにたくさんの人が手を振る宙乗りなんて初めて。しかもカンカンが投げキッスまでするものだから、ただでさえ大盛り上がりだった客席が大変なことになっていた。

はぁ〜。楽しかったぁ〜♪

帰りに再びスタバに寄り、当日中ならラテが2杯めは200円になるサービスを使い、今度はアイスで。歌舞伎の余韻を楽しみながら手帳にあれこれ書き込みをして、22時すぎに帰宅。

いつもなら夜の部の次の日に昼の部だけど、今回は都合により、昼の部は一週間後までおあずけ (^^ゞ