まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992010-03-05

請求書を送った先の法律事務所から朝イチでメールが。届いたという確認かしらん。丁寧だなぁ、と思いながらメールを開くと、ん? 送り先? … あっ! クライアント企業に直接郵送するよう事前にメールで指示があったのにすっかり忘れてた! やってもうたぁ。丁重にお詫びをしてすぐに作り直し。もうどうしてこうヌケているのかしらねぇ。

他にも何か忘れていることはないかしらん、としばし考えて、思い出したのが視野検査。次回は半年先でいいと言われたのに大学病院の予約はなぜか3か月先までしかとれないという不便なシステムで、3月になったら電話で予約するよう言われていたのだった。思い出してよかったぁ。

昨日メールで見積もりを依頼された案件はまだゴーサイン待ち。基本的に週末は連絡がとれない一般企業だから週明けまで保留だろうなぁ。どうなることやら。

昨日のシアターコクーンに続いて今日は東劇。メトロポリタンオペラのライブビューイング、シリーズ7作目の「シモン・ボッカネグラ」。窓口でチケットを取った時にはガラガラだったのに、最終日のせいかかなりの入りで、ちょっとビックリ。

カルメン」と違って物語も音楽もまったく知らない作品。あえて白紙のままで観てみよう、とパンフレットも読まず、まっさらの状態でスクリーンに向かう。これがまぁ、ものすごかった。ジーンとして目頭が熱くなる場面もあった。タイトルロールを演じるのはプラシド・ドミンゴ。世界の三大テノールと言われるほどの存在だということぐらいは知っていたものの、その歌声を聴いたの初めて。その歌が素晴らしいのはもちろんのこと、たとえまったく歌わないストレートプレイだったとしても相当いいんじゃないかと思うぐらいに役にピッタリで、圧巻の存在感。表情もすごく印象に残り、すっかり魅了されてしまった。

生のオペラも観てみたい、というところまではまだいかなくて、ライブビューイングだからこそ表情がアップになって臨場感があるし、カメラワークもいいし、幕間の舞台装置の転換の様子やインタビューも楽しい。今回の作品は、メインキャストは女性がただひとりで、「私を出し抜こうとするソプラノがいないんだもの、最高よ!」とハイテンションで語っていたのが面白かった。インタビューアーが 「トーイトーイトーイ!」と声をかけるシーンが何度かあって、字幕には「成功を祈ってるわ」と表示されていたのが気になって、帰ってから調べてみたら、グッドラックと同義語のドイツ語なんだって。これまで耳にしたことがなかったなぁ。

帰宅する頃には、NHKハイビジョン「華麗なるメトロポリタンオペラ」の「シンデレラ」が録画中のはず … だったのに、なぜか録画されていない! 急いでテレビをつけたら、魔法使いがシンデレラを訪ねてくる場面。シンデレラ役がカルメンをやった人で、情熱的なジプシー女だった彼女とは別人のよう。王子様が女性の真意を見定めるために従者と入れ替わっているという原作とは違う趣向で、それがとっても効果的。面白かった。最初から見たかったなぁ。

それにしても、オペラ歌手の声って本当にすごい。ゲンキンなもので、クラシックを聴くようになっても歌曲はちょっと苦手だったのに、映像とはいえオペラを見始めてから歌曲まで好きになってきちゃった。でもクラシックってたくさんありすぎて、耳になじみのある曲でもなかなか誰が作ったなんという曲だか覚えられない〜!

(写真は東劇前の花壇)