まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992011-01-10

成人の日なのね。15日だった感覚がしみついていて、どうしても違和感が…。

ビーズ編みの続きをするつもりで織り機を休ませたまま、年明けからキャンバスネットの小箱だの編み込み模様だのと浮気をしてしまい、結局ビーズ編みは棚上げのまま明日はもう手織り教室なので、経糸を張る整経作業。その時にやりたいことをつい優先してしまうのは悪い癖。

スムーズに作業を終え、東銀座に向かう。まずは銀座薬局へ。暮れに寄った時、ムーミンの原書が置いてあって、しばらくスウェーデン語の勉強をサボっているのでフィンランド語との区別に自信が持てずに見送っていた。タイトルをメモしてあとで調べたら確かにスウェーデン語だったので、あるだけ7冊まとめ買い。だってアマゾンでも買えないし、現地の書店のサイトなら注文はできるけど送料がとっても高いんだもの。小説版は9作あるうち7冊が一気にそろうなんてありがたい。でも「こんなに買ってくれるなんて」とお店の方も喜んでくれて、消費税を7冊全部サービスしてくれた。薬局だけに「羅漢果生姜湯」3パックのオマケもついて、「胆石ができやすい体質に見えるから気をつけて」とのこと。そんなこと初めて言われた!

そもそもどうして薬局に北欧グッズが? と前から不思議だったのできいてみると、お婿さんだかお嫁さんだかがスウェーデンの人と結婚して、帰ってくるたびに買い込んできた商品をお店に置いてみたところ、予想外に売れ行きがいいので本格的に扱うことになったんだそうな。でも店名はあくまで「銀座薬局」だから、7冊分の領収書がまるで医薬品を買ったかのようですごい違和感。

そのあと東劇で、メトロポリタンオペラのライブビューイング「ドン・カルロ」を観る。今シーズン第4作は4時間余りの長丁場。タイトルロールは、「カルメン」でホセを演じたロベルト・アラーニャで、またしても愛する人への想いを断ち切れずに苦悩する役。女性のほうは、彼を愛しながらも過酷な運命を受入れ、しっかり前を向いて生きていこうとしているのに、彼はただ自分の不幸を嘆いているだけ。どうしてオペラに出てくる男性ってこういうタイプが多いのかしらねぇ。主要キャスト5人がそれぞれにテノールバリトン、バス、ソプラノ、メゾソプラノと音域が異なり、様々な組み合わせでの二重唱、三重唱が素晴らしかった。ロベルト・アラーニャ、大好きだぁ!