まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

2本立て

maru992009-03-18

5時間弱の睡眠でギリギリ午前中に起床。昨日のブルーチーズのパスタが美味しかったので、今日はさらに工夫してみた。ポロポロにくだいたチーズをそのままあえるのでなく、温めた牛乳でのばしてソース状に。クルミもたっぷりトッピング。う〜ん、やっぱりソース状にした方がまんべんなくパスタとからんで美味しいぞっ♪

映画のレディースデイなので欲張って2本立て。どちらも上映期間終了間近の 「チェンジリング」 と 「七つの贈り物」。圧倒的に 「チェンジリング」 の方が混んでいた。

子供を誘拐された上に警察からも迫害を受ける母親。実際に起きたことだというのがすごい。刑事・犯罪ドラマで描かれる警察のありようがどこまで事実に即しているのか分からないけれど、メンツへのこだわり、出世至上主義、組織的な隠蔽工作などが程度の差こそあれ現実にあるとしたら、警察の体質は昔も今も変わっていないのかもしれない。1920年代のファッションがシックでステキ。ただアンジェリーナ・ジョリーの口紅が真紅で、似合ってはいるんだけど、TPO を考えると、そこまで赤くなくてもいいんじゃ、と思ってしまった。自分がほとんどメイクしないからかもしれないけど。

「七つの贈り物」 の原題は Seven Pounds。その意味するところがパンフレットを読んでも分からなくて、帰ってからネットで調べてみたら、借金のカタとして1ポンドの肉を要求する 「ベニスの商人」 が由来らしい。7人の命を奪った贖罪として自分の臓器を差し出すという行為はどうなんだろうか。私は車を運転しないけど、もし自分が交通事故の加害者になったら、遺族に対して何ができるか、何をすべきかを考えると思う。まったく無関係の人間に善意を施すことが贖罪になるとは考えないはず。臓器移植は適合する相手にしかできないから、無関係の第三者が対象にならざるを得ないのは理解できるけど、それが贖罪になるのかという点でイマイチ納得がいかないから、見ていてなんとなくスッキリしない。

もしかすると、宗教観の違いかもしれない。「チェンジリング」 でも、20人もの子供を惨殺した殺人鬼でさえも地獄に堕ちることを怖れ、神の許しを乞う。キリスト教には詳しくないけど、最後の審判では生涯に行った良いことと悪いことが計りにかけられるという考えなら、無関係の第三者に対する善行も人の命を奪った罪の贖罪になり得るわけで、そう考えればウィル・スミスが扮する主人公ティムの行動も理解できる。

… と、両方ともあれこれ考え込んでしまう作品だった。2本立てで観るなら、1本はただただ楽しめる娯楽作品の方がいいかも。

帰宅後、昨日編みかけたエストニア・スパイラルはひとまず保留にして、前から興味のあったメビウス編みのショールに挑戦してみることにした。もうすぐ毛糸のショールなんていらない季節になってしまうから、せっかくトライするなら急がないと!