裁判書類の英訳がひととおり終わって、見直しにはそれほど時間がかからないだろうから、目の下のクマクマも気になることだし、ここらでゆっくり寝ておこう、とアラームをセットしないでおいたのに、こういう日に限って朝イチで宅配が届く。台湾みやげのからすみ。寝ぼけまなこで受け取って、ベッドに戻って寝付いてまもなく、再びピンポン。今度は牛乳屋さんで、週2回宅配するから検討してくれ、と3種類の試供品を置いていった。ああもう、今の私に必要なのは牛乳の栄養じゃなく睡眠なのにぃ。
再びベッドに戻ったら、今度はなかなか目が覚めなくて、昼すぎになっちゃった。いや〜ん。
風が強くてビュンビュンと渦巻いている。こんな日は出かけたくないのに、今日中に郵便局まで行かないといけない用事が…。仕方なく出かけてさっさと用事を済ませ、スタバにはないご飯物のあるカフェで、ロコモコプレートで腹ごしらえをしてから英訳の見直し。せっかく静かな空間で順調に進んでいたのに、いきなりお子ちゃま軍団が乱入してきて大騒ぎを始めた。そりゃあ小さい子達に静かにしろって言う方が無理だし、お母さんたちだって息抜きしたいのは分かるけど、カフェの中を叫びながら走り回るのはダメでしょ、やっぱり。遠くからお母さんを呼んでも無視して話し込んでるから、子供たちは何度も何度も呼び続ける。大きな声で。隣りで本を読んでいた女性がうんざりした顔で席を立っていった。私もしばらくはガマンしたんだけど、親が回りに配慮しないのに子供たちが静かになるはずもなく、どうにも仕事のできる環境じゃないので撤退。なんだかなぁ。
スタバに移って見直しを完了。続いてちょっとだけ、と文庫を開く。「杉浦日向子の食・道・楽」。最後のエッセイ集。もう亡くなって3年以上になるのねぇ。「ひとりごはん」 という項に、こんな一節があった。
「家族だけでなく、友人や知人で、いっしょに食べて、おいしいひとは、自分にとって、たいせつなひとだ。そんなひとがいる限り、ひとりで食べる食卓は、けっして寂しくないはずだ」
そうそう、そうなのよ、と思わず付箋をペタリ。もうひとつ付箋を貼ったのは、「ホルモン」 の由来。「上方でいう『放る物』、つまり、ふつうなら、ほかしてしまう (捨ててしまう) 部分、という意味」 なんだそうな。知らなかった〜!
帰宅後に修正を済ませて送信。これでようやく片付いた〜! でもさすがに、すぐに確定申告の準備をスタートするほどの気力は残っていない。少しは仕事がはけた喜びをかみしめたい〜。