まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

歌舞伎座にて

maru992008-09-26

ゆっくりたっぷり寝るつもりでいたのに、8時前に目が覚めてしまった。いや、まだまだ、もっと寝ないと。9時すぎにまた目が覚め、さらに10時半、11時 … なんでやねん!


時間までちょっとだけ手織を進めたりして、3時すぎに再び東銀座に向かう。吉右衛門がメインの月は、普段以上に観客の年齢層が高いような気がするなぁ。


夜の部は最初から初代吉右衛門ゆかりの演目で、『近江源氏先陣館』盛綱陣屋。歌舞伎座での上演は3年ぶりで、子役の小四郎・小三郎を勘太郎七之助兄弟が演じたのがもう15年も前で、それより前に松也が小四郎を演じた時から観ている。当時の松也は子役の中でもスーパースターで、うまいと思うとほとんど彼だったような…。盛綱の母微妙を演じる芝翫が自分の台詞のないところで何度となく鬘に手をやり、耳の上あたりに指を入れて直すような仕草をするのがすごく気になった。もう千秋楽だから、今さら鬘が合わないわけでもなさそうなのに。宣生クンの小四郎は、長い台詞の途中で混乱しちゃったみたいでハラハラしたけど、けなげによく頑張りました〜。盛綱はもちろん吉右衛門。逆櫓でも思ったんだけど、吉右衛門っていつもこんなに高い声だった? 福助玉三郎が嫁同士で対立する場面もあり、見ごたえたっぷり。左團次さんの和田兵衛に、思わず 「大好き〜!」 と声には出さずに言ってしまう^^


『鳥羽絵』 は、来年には傘寿を迎える人間国宝富十郎がまだ9歳の息子と踊る微笑ましい一幕。ネズミの着ぐるみがかわいらしい。三津五郎と巳之助の父子が踊ったのはもう12年も前なのねぇ。


最後は『天衣紛上野初花』河内山。これも初代吉右衛門ゆかりの演目で、当代もすでに何度も手がけている当たり役。左團次さんも家老の役で出ているというのに、またしても途中で意識を失ってしまった! おかしいなぁ。お数寄屋坊主の河内山宗俊が松江公の屋敷に乗り込む前と、正体を見抜かれてもとのべらんめえに戻る幕切れはしっかり起きていたのだけれど、その間で何度かうつらうつらしちゃった。今月は昼も夜も最前列じゃなかったから、それで緊張感が足りなかったかなぁ。幕が閉まる間に、左團次さんに 「お疲れさまでした〜」 と、声には出さずに言ってみる^^


明日は油絵の教室なんだけど、北海道フェアで大きなスイートポテトを買ったので、ケーキはお休み ^^;