まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992016-11-21

5時間弱の睡眠で午前3時ちょっと前に起き、ATPツアーファイナルの決勝戦を観る。マレーは今大会で史上最長記録を2度塗り替えただけでなく、その二度目の翌日が決勝戦という疲労が心配される状況だったのに対し、ジョコビッチはフルセットを戦ったのは初日のティエム戦のみで体力を温存できているはずだから、過去の対戦成績から見てもジョコビッチ優勢かと思いきや、疲れていることさえ忘れたようにひたすら無心にボールを追い続けるマレーと、その驚異的な粘りに気圧されたかのようにミスを連発し始めるジョコビッチ。その流れは終始変わることなく、マレーがストレート勝ちで優勝を勝ち取り、年間トップの座も守った。アンディ、どこまでタフなの?! すごすぎる。この大会の獲得ポイントを加えた結果、マレーとジョコビッチとの差は905ポイント。ジョコビッチ絶対王者だった時期よりも今後の首位争いのほうが緊迫して一層楽しみになりそう。

再びベッドに戻る。寝付ければラッキー、ぐらいに思っていたのに、4時間ちょっと熟睡できた。それでもまだ午前9時ぐらい。ここしばらくテニス優先でリズムがグチャグチャだったから、今日から少しずつ戻していかないと (^^ゞ

正午過ぎに家を出て、北千住駅構内のスタバへ。アンケート付のレシートに当たり、アンケートに答えた結果のフリードリンクの期限が近づいていたので、季節限定のジンジャーブレッドラテのトールをホイップ抜きで、と注文すると、甘さ控えめがお好みなら、とホイップの代わりにスチームミルク、さらにエスプレッソを加えるカスタマイズを勧めてくれた。これが大正解。ジンジャーの風味と甘さのバランスが絶妙。

「楽園」の続きを読みふけり、時間を見計らって東銀座へ。今月の歌舞伎座は、先月に続く橋之助と3人の息子が襲名披露をする吉例顔見世大歌舞伎。

夜の部の最初は「元禄忠臣蔵」より「御浜御殿」。仁左衛門の綱豊に染五郎の平右衛門、梅枝のお喜世に時蔵の絵島、左團次さんも新井白石のお役でご出演。綱豊と平右衛門とが座敷で丁々発止のやり取りを繰り広げる場面で、にわかにお腹がギリギリと痛み始めた。なんなのこれ〜! 必死にガマンするものの、この演目、もう最後まで暗転になる場面転換はない。ううう。ああダメ、もう無理。幸い最前列だったので、綱豊が座敷を立って若干暗くなるタイミングでやむなく退席。トイレに駆け込んだ。ふぅ〜。冷えたのかなぁ。もう25年以上も欠かさず観てるけど、こんなの初めて。トイレの中でもスピーカーから舞台の音声が聴こえる。これも初体験。どうにか事なきを得て、最後の数分は最後列の後ろに立って観ていた。最前列じゃなかったら、周囲に迷惑をかけるから立てないところだった。もしそうなら、果たしてガマンできたかどうか。できなかったらどうなっていたのか…。考えるだけでもおそろしい〜。(尾籠な話でごめんなさい)

写真のとおりクラシカルな先月とはまったく違うモダンな祝幕。口上は先月と同様に藤十郎が仕切り、左團次さんの時だけ、名乗った時点でもう笑いが起きるのもお約束。

続く「盛綱陣屋」が橋之助改め八代目芝翫の披露演目で、健気な小四郎を演じるのは松緑の息子の左近くん。幸四郎が珍しく赤っ面の和田兵衛で華を添え、さすがに舞台が大きくなる。首実検の場での決まりの見得で、新芝翫の古風な顔立ちが活きる。デフォルメされているはずの昔の錦絵そのままなのよねぇ。

最後は三兄弟、ではなく次男の福之助がひとりで「芝翫奴」を披露。終演後、上旬は長男の新橋之助、中旬は三男の歌之助、下旬を福之助と分担していたことが分かった。新しいパターンだったんじゃないかしらん。

幕間も帰りの車内でも「楽園」の続きを読み進め、もうあとちょっとというところで帰宅。我慢できずに自宅で読了。やっぱり宮部さん、すごいわー。WOWOWでドラマ化されるようなのだけれど、「模倣犯」のドラマ版からスタートしたのでその時の配役のまま読み終えたのに、WOWOWのドラマではまったく配役が違うようだから、見るかどうか、迷ってる。

明日は歌舞伎座の昼の部なので、今日は仕事はお休み (^^ゞ