まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992016-11-22

アラームは8時にセットしてあったのに、6時ちょっと前に自然に目が覚めて、その1〜2分後にグラグラッと揺れた。単なる偶然に決まってるけど、一瞬、一瞬だけ、予知能力かと思った (^^ゞ

それきり寝付けなかったので起きてしまい、予定よりずいぶん早く8時前に家を出る。地震の影響でダイヤが乱れてはいたものの、順繰りに来るので時間的にはほぼいつもどおりに北千住に到着。駅構内のスタバに落ち着き、ホットサラダラップで朝食のあと、議事録の英訳の見直しを1時間ほど。

時間を見計らって歌舞伎座へ。おなじみの三番叟を「四季三葉草」ときれいな当て字にした寿ぎの舞台から始まり、扇雀の千歳、梅玉の翁に鴈治郎の三番叟。

次は「毛抜」で、粂寺弾正は染五郎。明るさも愛嬌もあるんだけど、根が生真面目な人だから、努力しておおらかに見せようとしている分、逆にこじんまりとしてしまうような。人を選ぶ役なんだろうなぁ。かつての團十郎のような突き抜けた面白さを出せる人はそういないはず。この日は女子高生らしい大集団が三階にいたので、天井裏の方位磁石と鉄の髪飾りでお姫様の長い髪が逆立つという荒唐無稽(というか、あり得ない)トリックを面白がってくれたかどうか、きいてみたかった。彌十郎の玄蕃、廣太郎の数馬、高麗蔵の民部、松也の秀太郎、梅枝の巻絹、門之助の殿様、萬太郎の若君、児太郎の姫、亀鶴の万兵衛。

3つめが襲名披露狂言の「祝勢揃壽連獅子」で、新芝翫の親獅子に三兄弟の子獅子が揃うだけでも華やかなのに、間狂言がいつもの宗門争いでなく、右近と萬太郎のそれぞれのお師匠様として仁左衛門梅玉、さらには文殊菩薩として藤十郎も居並ぶ豪華版。親獅子は最後、片足立ちで決めてほしかった。

最後は「加賀鳶」。木戸前の勢揃いは染五郎を先頭に三兄弟も含めて花道にずらりと並び、左團次さんと男女蔵さんも♪ 梅吉と道元幸四郎、松吉を梅玉秀太郎のお兼が小狡い役なのに魅力的。児太郎のお朝、錦吾の伊勢屋。丁稚を演じる子役の男の子が可愛らしかったなぁ。

終演後、再び北千住のスタバで英訳の見直しを終わらせる。帰宅後、その修正。さらにそのあと、2つめの議事録に取りかかる。まだまだ時間がかかりそう。