まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992017-01-20

歌舞伎座へ向かう途中で、北千住駅構内のスタバに寄り、デカフェのラテを注文。昨日買った「耳鳴りは1分で治る」という本はまだ読んでいないのだけれど、とりあえずカフェインレスを実践してみようかと。

木挽町広場でお弁当を買い、お茶もカフェインレスの爽健美茶歌舞伎座のロビーを飾る繭玉をスマフォでパチリ。

「壽初春歌舞伎」の幕開きは「将軍江戸を去る」。大政奉還から150年目の節目なんだそうな。最後の将軍、徳川慶喜染五郎愛之助の山岡鉄太郎に又五郎の伊勢守。将軍に謁見しようとする山岡を阻止しようとする彰義隊の一員に左團次さんのお孫さんの男寅くんがいて、いつのまにかこんなに男っぽくなっちゃったのねぇ、とおばちゃん目線。

続く「大津絵道成寺」は愛之助の五変化で、藤娘として登場し、鷹匠、座頭、船頭を経て最後は大津絵の鬼になる。いわゆる「聞いたか坊主」もいつもの所化ではなく唐子なのが風変わり。座頭と戯れる犬を種之助、滑稽な拵えの弁慶を歌昇。花道で捕手たちの「とう尽くし」があり、それぞれに趣向を凝らして笑いを誘う。最後に大仰な出で立ちで登場する矢の根の五郎を染五郎で、前の幕と同じ顔合わせに、今月は5つの劇場で歌舞伎が上演されているから、役者もやりくりしなくちゃいけないんだろうなぁ、と思ったり。愛之助女形は珍しく、そもそも単独の舞踊もあまり記憶にない。こういう目新しい演目にどんどん挑戦するのは彼らしいかな。ロビーに奥様もいらしていた。

昼の部切りの「伊賀越道中双六」より「沼津」が素晴らしかった。正直これまであまり好きになれずにいた演目なのだけれど、吉右衛門の十兵衛に歌六の平作、吉之丞の安兵衛に又五郎の孫八と播磨屋が揃う中に雀右衛門のお米が加わり、相性がいい配役で、父と娘、同じ父と生き別れた兄、娘の夫への想い、それぞれの情愛が心にしみる一幕。お正月らしい華やかさとはむしろ対局にある地味な演目ながら、これこそが歌舞伎の円熟味。堪能した。

圭くんの試合に間に合うように急いで帰宅。ちょうど雨が降り出したものだから久しぶりにバスに乗り、試合開始が遅れたこともあり、余裕で間に合った。3回戦の対戦相手はルーカス・ラッコで、2回戦に続くストレート勝ち! そのあとフェデラーベルディヒを下し、圭くんの次の対戦相手はフェデラーに決まった。フェデラーも調子よさそうなのよねぇ。圭くん、頑張れ!

なんだか疲れてしまい、もう早く寝ちゃおうかな、と思いながら手帳を開いて、本来は歌舞伎座のあとにもうひとつ予定をこなすつもりでいたのを思い出した。圭くんの試合のことしか考えてなかったわー (^^ゞ