まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

不思議な形

maru992008-08-26

十月平成中村座のチケット予約日。通常の公演は一度に昼夜とも申込ができるのに、今回の中村座はAからDまで4種類のプログラムがあって、それぞれが独立した公演であるかのように申込が別々で、しかも公演日程が不規則だから、都合がよくていい席の取れる日を探すのが大変。全部行こうとするからなんだが。


早めに家を出て、食事を済ませてから手織教室。前回の課題は 「この〜木なんの木」 みたいな絵柄の小さなタペストリーで、その織り方の説明が終わらないうちに終了時刻になってしまい、次の糸の説明をじっくりきく余裕がなかった。かろうじてメモした内容は、中細2色とモヘアを濃淡。このメモと、確かモヘアは少しでいいはず、という記憶をもとに、夕べ 「い〜と〜マキマキ」 したのはブルー系の2色で、これと相性の良さそうな段染めのモヘアを1玉ずつと、念のため単色のモヘアも2色用意していった。ところが私のメモも記憶も間違っていて、実際に必要なのは、ごく少量の中細1色とモヘアの濃淡2色を多めに。ぜ〜んぜん違うじゃん! できれば毎回、次の課題の見本を見せてもらえるといいんだけどなぁ。そうすれば糸の準備もしやすいのに。


この間違いのせいで配色がなかなか決まらず、しかもどの配色にしてもモヘアが足りないわけで、本来は2色しか使わないところを4色とも使えば足りるだろうし柄にも変化が出て面白いかもよ、と先生は仰るのだけれど、いかにも余り糸を寄せ集めて作ったような感じになっちゃうんじゃないかしらねぇ。


とりあえず1色しか使わない中細の糸を決め、縦糸を張る作業を始めたものの、もういいかげん慣れたはずの作業なのにあちこちでミスをしてしまい、そのつどやり直さざるを得ず、時間内に終わらなかった。それでも落ち着いてやり直せば自力でできるはずの作業で、そのあとの織り方は説明をきかないと分からないから、作業の途中で中断し、まだ張っていない縦糸を張り終わったと仮定して引っ張りながら、横糸をこう通せばこうなって、とあやふやな状態で説明を受ける。う〜ん、なんとなく分かったような気がする。今日中に家で復習しないと分からなくなっちゃうな、きっと。


着物のお店の担当さんから渡したいものがあるから寄ってほしいとメールをもらっていたので、行ってみると、そこにはさっき別れたばかりの手織教室の先輩が。なんとこの先輩、着物のお店の元社員さんなんだって。私と彼女が知り合いと分かってお店の人たちもビックリ。それだけ私はお店に縁があるのだということにされてしまった。単なる偶然だから〜。渡したいものというのは、とっても美味しいという珈琲。70年続く老舗のなんだって。


帰宅してから、糸を張る整経作業のやり直し。落ち着いてやれば1回でスムーズに終わるのにねぇ。なにをとっちらかっていたのかしらん。モヘアはどうしようかなぁ。どんな織り方でどんな作品になるのかをまったく知らずに用意した糸だから、な〜んかイメージがピッタリこないんだよねぇ。もっと濃い色の段染めにすればよかった。手織って、糸の選び方でまったく違うものになってしまうからなぁ。


すでに終わった案件のさらなるフォローアップが済んだら、なんだかドッと疲れてしまった。明日はまた歌舞伎座だから寝ておかないといけないし。新しい案件にとりかかるのは … 明日だ明日〜!