まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

い〜と〜マキマキ

maru992008-08-25

夕べようやく80ページを超える案件が片付いたばかりだというのに、朝イチで別口からメールが入り、合計40ページちょっとの書類を急ぎでなんとかしてくれないかって。ガックリ。どこかで誰かがそっと見ていて、仕事がはけたぞ〜! とふれ回っているんじゃないかと思うようなタイミング。しかもところどころ文字がつぶれて判読しにくいPDFファイルだし。とはいえ仕事がはけてしまった以上、断る理由はないし。はぁ〜。せめて半日ぐらいは仕事から解放された喜びを味わいたかったわ〜。


でも今日は歌舞伎座だから仕事はお預け。八月は三部制の納涼歌舞伎で、今日はその第一部だけ。夕べ寝たのが5時近くだったのに席は最前列。でも楽しい演目ばかりで眠気なんかまったく感じなかった。ホッ。


『女暫』 は、福助巴御前弥十郎の範頼も勘太郎の震斎も七之助の若菜も市蔵の成田五郎も高麗蔵の義高も三津五郎の手塚太郎も勘三郎の舞台番も、み〜んな初役! すっごく意外。なかでも福助七之助は、なぜか前にも観たことがあるような気がする。福助が夏風邪でも引いたのか喉の調子が最悪で、しんどそうで気の毒だし聴いてる方もつらかった。普通以上に声を張らなくちゃいけない役だからねぇ。


連獅子にはいろんなパターンがあるけど、両親と子獅子の3人で踊るのは初めて観る。記録によると、何年か前に松竹座で藤十郎秀太郎翫雀で上演されている。でも多分、今回の橋之助扇雀・国生の方が父母と子供にふさわしい。国生くん、もうこんなに大きくなったのねぇ。前からぷくぷくしてたけど、顔も身体も丸っこいのがかわいらしい。手なんかもうツンツンと指で突っつきたくなっちゃう。最後の毛振りは、国生クンがつらくなったら終わりの合図を出すことになっていたみたいで、まだ振るの?! とビックリするぐらいに頑張った。真ん中に石の橋を据えた舞台も華やかでよかった。


そして今日の目玉が最後の『らくだ』。もとは落語で、勘三郎三津五郎亀蔵のゴールデントリオで上演するのは14年目。死体をかついで躍らせて因業大家を驚かせ、葬式代を出させるという荒唐無稽な筋立てで、勘三郎が世界一と讃える亀蔵の死体役がもう絶品。前回より体重が10キロ増えたのが心配という話だったけど、もともと他の2人よりかなり大柄なのにギャップが拡大した分、ますます笑えた。もうな〜んにも考えないでただただ抱腹絶倒の芝居っていいよねぇ。面白かった〜!


2時すぎの早い終演だったので、途中下車してようやくモバイルPCの引取。もう何日も前に入荷の連絡をもらっていたのになかなか行かれずにいた。帰宅後は、明日の手織教室で使う糸を今回は自分で調達したので、久しぶりに 「い〜と〜マキマキ」。3つのかせを9つの玉にする作業がわずか20分程度で終わっちゃう。かせくり器ってすごいわ〜。


そのあと、80ページを超える案件のフォローアップ。大人数で手分けした書類だから、全体の訳文を統一するためにまだしばらくはフォローアップが必要になりそう。思ったより時間がかかって、2時を回ってしまった。今日はもう新しい仕事を始める余裕がない。なかなかヒマにならないわ〜!