まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

手織教室

もともとメンバーが少ないのに2人の欠席が続いていて、このところ毎回こじんまりすぎて寂しいぐらいだったんだけど、今日はメンバーのひとりが見学希望の方を連れてきてくれた。着物の生地からバッグやポーチなどを作っているそうで、今日お持ちのバッグも帯地の上に透ける生地を重ねたもので、とても美しかった。次回以降も来てくださるのかどうか、明言はなかったけれど、期待しよう。

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仕上げの終わったスカーフと、試し織りまで進んだ織り機を持参。スカーフは、「いい風合いになったねぇ」と言って頂き、嬉しい。時間をかけてじっくり湯通ししたのが良かったみたい。

試し織りのほうは、縦糸が両端は幅広に、中心に近づくにつれて細い幅の縞になっているので、緯糸も縞にするとごちゃつく印象になりそうなので、全体を4分割のブロックにするつもりでいたところ、最初に白っぽいほうの糸で始めていて、その色合いがとても爽やかだから、もし濃いほうの糸に替えてみて暗い印象になるようだったら、縦糸はずっと白っぽい糸だけでもいいかも、と先生。確かに。4分割の最初のブロックが終わるぐらいまで織った時点で、今の糸を切らずに濃い色のほうの糸で織ってみて、じっくり考えよう。無地の糸だと、ずっと同じ緯糸で平織りをし続けると飽きてきちゃうんだけど、今回は段染めで、縦糸と緯糸の重なり合いで複雑な色合いになるから、飽きずに織り続けることができそう。

手織教室ではあるものの、織り機を持参したのは今日は私だけで、先生は編みぐるみを、もうひとりのメンバーと見学の方は編み物を持参していらして、それぞれに手を動かしながら、あれこれとお喋り。怪我でリハビリ中のメンバーも、顔を出すだけだけど、と途中から参加してくれて、お喋りがさらに盛り上がる。

終了後には、タリーズで読書タイム。坂口安吾の小説「戦争と一人の女」を近藤ようこさんが漫画化した作品。全体的に倦怠感のような不思議な雰囲気で包まれていて、谷崎潤一郎の原作による歌舞伎「十五夜物語」を思い出した。もうずいぶん前の舞台だけどいつだったかなぁ、と帰宅後に調べてみたら、これまで5回しか上演されていない作品で、私が強く印象に残っている先代雀右衛門梅玉での上演は1991年9月の歌舞伎座だった。もう30年近く前なのねぇ。

帰宅後、大型案件の担当弁護士からコメントが送られてきたので、斎藤さんの OTTAVA Salone をBGMに、ラ・フォル・ジュルネの余韻にひたりつつ、全部で10個に分けたファイルを統合しながら、各章へのコメントを反映させていく作業。届いたコメントがファイル8個分なので、残り2個分が届くまで小休止。