まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

成田山

今日は久々にアウトドアのイベント。古巣の事務所でお世話になったお二方とご一緒に成田山へお花見に。そのうちおひとりは翻訳の大先輩でもあり、母と同年で誕生日も数日違い。彼女の住まいの最寄り駅が成田線の新木というところで、もうおひとりは前の晩からお泊り。いつもは彼女のお宅で鍋とか、3人並んでキッチンに立ち、にぎやかに作って食べてお茶飲んで、とまったり過ごすのだけれど、ちょうど桜の時期だから、とたまには遠出しようということになった。電車の時間を合わせ、成田線の最後の車両と決め、新木で合流したのが10時半頃。そのまま成田までは30分ほど。楽しくオシャベリしながら参道へ。


千葉名産の落花生や漬物、竹細工やおみやげ物など、いろんなお店が並ぶ参道は雰囲気もよく、そぞろ歩きが楽しい。ただ車の交通量が多いのがちょっと難点。よく晴れて日差しが強く、帽子をかぶってくればよかったなぁ、と思いながら歩くうち、とあるお店でステキな和柄の帽子を見つけた。黒地にブルー系の和柄のベルトがついたもので、裏は和柄オンリーでリバーシブル。黒いニットの上着とマッチするし、夏は裏にすればジーパンとTシャツによく合いそう、と千円ポッキリでお買い上げ。


初めて訪れる成田山新勝寺。開基1070年を記念して建立されたばかりの白木の総門をくぐり抜け、魚河岸から奉納された赤い大きな提灯のかかった仁王門への階段を登る。その途中にある池には亀がいっぱい。大本堂を起点に成田山公園をぐるりとひと回り。これがまぁ、広いこと広いこと。16万5千平方メートルもあるんだって。桜は満開のちょっと手前ぐらい。山桜、八重桜、枝垂桜など種類も多く、スイセンツツジも咲いていた。森林浴ができそうな小道や広い池、滝もあり、ウォーキングにピッタリ。暑すぎず寒すぎずちょうどいい陽気でよかった。あちこちで写真を撮りながら、歩く歩く。日頃の運動不足を一気に解消できそう。


特にコースが決まっているわけではないので、そろそろ疲れてきたところで大本堂をめざし、スタート地点に戻る頃にはちょうどお腹も空いて、参道にいくつもあった鰻屋の中で一番混んでいた店へ。ランチのピークが過ぎていたのでスムーズに席がとれ、ふっくらとやわらかくて美味しい鰻重と肝吸に舌鼓。


帰りの参道でもあちこちのお店に寄るうち、とあるお店で、またしてもステキな帽子を見つけてしまった。ひとつ買ったばかりだもん、と通りすぎるはずのところ、これがねぇ、なんと歌舞伎柄なわけですよ。プリント地なんだけど。で、私が着ていた黒のニットは衿の裏がこれまた歌舞伎っぽいプリント地なものだから、かぶるとまさにピッタリ。ああ、どうして初めにこの帽子に出会わなかったのかしらん。しかも買い物なんてするつもりじゃなかったから、財布にはあと5千円ちょっとしかないのに、ひとつひとつ手作りのこの帽子、4720円。う〜ん、悩む。でも買わずに帰るとあとで後悔しそうだし、そうそう来る場所でもないし…。結局、ええい、と買ってしまう。


成田線は昼間の時間帯1時間に2本しかないので、電車の時間まで駅前のカフェでひと休み。かろうじてコーヒー代ぐらいは残っていた。4時台1本目の電車の時間まで30分余り。まだまだオシャベリは続き、笑いっぱなし。事務所を離れてもこんなふうにお付き合いをさせて頂けるのは本当に嬉しい。成田山公園は紅葉の時期もいいそうだから、ぜひまた行きましょうね〜。


よく歩いたので、帰宅してからすかさずマッサージ。足の裏のグイングインが気持ちいい〜。今日はバタンQでぐっすり眠れそう♪